平成ポケノベ文合せ 投票所

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平成ポケノベ文合せ2013~春の陣~ 投票所

こちらは平成ポケノベ文合せ2013 ~春の陣~です。
 投票前に今一度以下の注意点をお読みください。




・投票はお一人様につき一回のみです。

・作品投稿された方は必ずこちらをご利用下さい。

・全作品から優れている順に必ず金賞一作、銀賞一作、銅賞三作を選出してください。

・金賞3点、銀賞2点、銅賞1点として加算いたします。

・投票した作品には必ず投票理由をお付けください。

・ブログ投票はアンケート投票より優先度が高いので、ブログ投票した後アンケート投票しても無効票になります。また先にアンケート投票をしても後からブログ投票した場合もアンケート投票は無効票となります。


以下投稿テンプレート
#####################################################
名前:
自作品タイトル:「」

 --投票作品--
金賞:
銀賞:
銅賞1:
銅賞2:
銅賞3:


 --投票理由--
金賞:
銀賞:
銅賞1:
銅賞2:
銅賞3:

 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にどうぞ)

#####################################################
テンプレートここまで

投票は当記事のコメント欄からお願いします。誤って過去の企画投票記事への投稿のないようお気をつけください。
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  1. 2013/04/14(日) 23:52:06|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:26
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コメント

ポケノベ春の陣2013 投票

名前: ものかき
自作品タイトル:「灰かぶり」

--投票作品--
金賞:ガラス色の終末
銀賞:I wanna be HERO!!!
銅賞1:タマムシブルース2013
銅賞2:ガラスを割る反発、それを防ぐ葛藤
銅賞3:すてぃーるふらっぐ

--投票理由--
金賞:テーマの意外性と、それに見合う文章表現と描写だったと思います。短い中での起承転結が素晴らしくて、全体的に他の作品より完成度が高いと思いました。
銀賞:登場キャラクターがかわいいなかでも、一人称の描写がしっかりしていてよかったです。すらすら読めました。
銅賞1:ヒロインがメタモンだったというストーリーの意外性が印象に残りました。
銅賞2:主人公の心情描写が、自分が常に考えていることと一緒で親近感がわきました。
銅賞3:主人公の一人称が気に入りました。落としが好みであったら金賞にしていたかもしれません。

--自由感想欄--

ポケノベの企画は今回がはじめてだったのですが、どれもみないい内容ばかりで賞をつけるのに困りました。正直内容が特に印象に残ったものだけを選んでいるので完全に好みになってしまっています。ですので、銅賞をあと5作品ぐらいつけたかった。それくらいにすべての作品の水準にムラがなかった高レベルなものだと個人的には思っています。その中で金・銀賞と銅賞の差は、(私自身も苦手とする)オチが好みかどうかという点で決めさせていただきました。もちろん、賞をつけなかった作品の中にも良い作品が多く、「Fake」「氷雨に声が届くまで」「あの空を目指して」「もりのはた おやのはた」「オブジェクトシンドローム」「雫」「敗者」など、素晴らしい作品も多かったです。批判的思考で行くと、突出してしっくり来る作品がなかったという見方もありますがそれは私自身の作品も100%満足してだしたものではなかったので、私自身の反省点だと思います。
  1. URL |
  2. 2013/04/20(土) 14:06:30 |
  3. ものかき #FAqdWw..
  4. [ 編集 ]

投票!(`・ω・´)っ□

名前:黒戸屋
自作品タイトル:「I wanna be the HERO !!!」

 --投票作品--
金賞:ガラス色の終末
銀賞:すてぃーるふらっぐ
銅賞1:Fake
銅賞2:もりのはた おやのはた
銅賞3:オブジェクト・シンドローム


 --投票理由--
金賞:美しく、切ないお話。大好物です。愛してます。
銀賞:読んでいて楽しかったですし、最後のネタ晴らしが凄く良かった!
銅賞1:ナイス絶望。背中がぞわぞわして良かったです。
銅賞2:ポケモン版ジブリな印象でした。風景描写のみっしり具合は文合せ随一!
銅賞3:ネタやキャラクターのチョイスが面白くて非常にセンスを感じました。


 --自由感想欄--
とりあえず、全作品分書きました。
が、私の超個人的な感想ですので、「あー、こんな考え方もあるんだなー」程度に受け取っていただければ幸いです。
的外れなことを言っちゃってたらゴメンネ! 的な!


【オブジェクト・シンドローム】
秘密基地のアイテムの預かりシステム、というネタのチョイスはRSEファンには馴染み深く、たまらないですね。
この手の話にはポリゴン族が付き物ですが、そこを外してロトムを選択したのは面白いなぁと思いました(個人的にポリゴン族はソフトに、ロトムはハードに入り込むイメージが強いです)。
気になったことと言えば、専門用語の多様がされている点。私はあまり好きではありません。
専門外の横文字がずらっと並んでいると、読むたびに一度立ち止まって考えてしまうので、読むテンポが崩され、ちょっとしんどいと感じました。
と、言いつつも、ソースコードを頭に用い、読み手にインパクトを与える手法はWebコンテストならではの使い方で、うまいなぁと思いました。
面白かったです。


【ガラスのとりかご】
全体的に、設定がうまく生かせていない印象でした。
具体的にいうと、まず世界観。
読み進めているうちにポケダンの世界観らしい? というのはわかりましたが、それがわかるまで正直言ってポケモン小説である必要性が感じられませんでした。
エルフーンが立派なお屋敷に住んでいるのなら、「冒険隊のギルドよりも広大な建物」等、それとなく前提を織り込めば「ポケダンの世界観だからポケモンが人間のように生活しているんだな」と納得して読めます。
また、救助隊・冒険隊が存在しているのなら、サンダースが一人で行ってしまうのではなく、エルフーンのために冒険隊に入隊し、厳しい訓練や冒険に出ていった方がしっくりします。
消息がわからなくなる、という展開に置いても、
「ベテラン隊員と共に冒険へ行ったはずなのに、連絡が取れない」
ということだと絶望感が増し、後の展開への矛盾もないと思います。
次に、エルフーンの病弱設定。
言動が結構元気なので、不治の病と言われてもピンと来ないし、感情移入出来ません。
熱で動けない、頭が朦朧としてサンダースを認識できないときがある等、そういう具体的な症状や体調を崩すエピソードがないと、たいしたことのない病気を過剰に恐れているだけに見えてしまいます。
また、読んでいて、場面がイメージできないところが見られました。
窓が閉まっているのに、普通に会話できるのはふたりの声が大きいのでしょうか? それとも、窓ガラスが薄いのでしょうか?
窓ガラス越しに聞こえるくらいの声なら、話している最中に見つかってしまわないでしょうか?
再会の時、桜の木の上にいるサンダースに、エルフーンはどうやって近づいたのでしょうか。
エルフーンらしく風に乗って? ジャンプして飛び乗って?
結果や見せたいものを早く書きたい余り、書くことを急いでしまっているように感じました。
逆に言うと、凄くこのお話を書きたい! という熱意はとても感じられます。それだけに惜しい。
お話の内容自体は二人の淡い恋模様がにやにや出来て良いと思うので、違和感・ほころびを徹底的に潰せばよりにやにや出来ると思いました。


【ガラスの器】
よくあるゲームシナリオのノベライズ、かと思いきや、最後にオリジナルの展開が入っているのは良いと思いました。
ただ、それだけに、
「主人が何にさらわれたのか」
「何故さらわれたのか」
「何故雪山で生きていられるほど元気なのに下山しなかったのか」
など、読む方が知りたいことが描かれていなかったのが残念でした。
ゲームと同じところはある程度さっくり書いても良いとは思いますが、オリジナル展開を入れるときは、その分じっくり書くともっと面白くなると思います。


【星降りの誓い旗】
素直になれない主人公の、天国へ先に旅立ってしまったあいつへの独白。
主人公の思いが、段々あらわになっていくのがなんとも切なくて良いですね。
主人公が後ろ向きではなく、ぶっきらぼうながらも前向きで、死ネタなのに余り重たくないのもナイスです。
ただ、一つだけ申しますと、物やタイトルを明記せず、読む人にゆだねる手法は良いと思いますし自分も使うのですが、もう少しヒントが欲しいなぁ、と思いました。
宝石の外見は? 新曲のタイトルはどこから予想すれば……?
雰囲気が好きだっただけに、その点において、ちょっと惜しいなぁと思いました。


【神速の旗】
個人的に、世界観の作り込みは全作一だと思います。
全ポケモンゲームのどのゲームにもないオリジナルの世界観ですが、
「ああ、ポケモンの世界のどこかにはありそうだなぁ」
という説得力がありました。
「ありがち」ではなく「ありそう」は早々作れるものではないと思います。
面白かったです。


【I wanna be the HERO !!!】
というわけで、私でした。
今回のお話は、今までやったことがない要素を全部つっこんでみました。
「英語タイトル」
「ポケモンと人間が言葉で意思疎通が出来る」
「ゴーストタイプがいっぱい出てくる」
「明るい死にネタ」
「会話主体」
こんな感じ。
誰が言ってるかイマイチわからないところがちょいちょいあるので、「会話主体」は要課題ですね……。
読み返していて気になるところもあったので、文合せ終了後ちょっと修正してから投下しようかなと思います。
お粗末様でした!


【ガラス色の終末】
読み終わった瞬間「うわああああああリリアああああああ」ってなりました。大好きです。
0から始まり、次が1かと思えば7で、なんでだろう? と思ったのですが、これ、リリアの命のカウントダウンなんですね。
気付いた時、背中がざわざわしました。
最後に1を読み終わって、もう一度最初に戻って0を読む。状況を理解してからだと受ける印象がここまで違うとは……。
また、頭は内部からガラス化する、という設定もぞくぞくしました。
段々動けなくなる(動きづらくなる)だけでも十分恐ろしいのに、最期が近付いて目が見えなくなるのはどんなに怖いでしょう。
そんな中、気丈に振る舞うリリアを見つめるリューの気持ちを考えると本当に切なくなります。
最期の記憶が初めてのキスだなんて、嗚呼……。
きれいで、切なくて、本当に素敵なお話でした。
面白かったです。愛してます。ごちそうさまでした!


【Fake】
文合せ絶望組ではピカ一の絶望具合でした。
主人公の、美しいガラス細工に病的なまでに惹きこまれていく様子は読んでいてお腹の底がひんやりしました。
こうなるんだろうなぁ、と頭ではなんとなくわかっていても、読み進めるのが止まらない、そして読み切って「ああ……」と嘆いてしまう、そんな一作でした。
とても良い絶望でした。面白かったです。


【灰かぶり】
率直に申しますと、灰かぶりに死が近い、という設定は必要だったのかな……と思いました。
死という要素はとても強い力を持っています。
だからこそ、扱うにはそれなりに説得力がほしいのです。
この流れでは、主人公が帰ってくる理由のためだけに灰かぶりへ死が用意されているように感じました。
「何かの折に灰かぶりが行方知れずになり、みつからないから主人公が帰ってきた」という方が個人的にはすっきりすると思います。
あなたは読み手にどんな気持ちになってほしいのでしょう?
やっと素直になれたのに、その相手が死んでしまうやるせなさを見せたいのですか?
それとも、やっと素直になって、灰かぶりの余生に穏やかに寄り添う前向きになった主人公の姿を見せたいのですか?
おそらくオチの書き方からは後者だとは思うのですが、なんだか腑に落ちない読後感でした。


【タマムシブルース2013】
なんというか、こう、すっきりしないな……と思いました。
お話としては完成していると思いますし、つっこむところも全くなく違和感なく読めたのですが、なんというか、こう、すっきりしない、やるせない……。
この読後感が狙い通りなら、完全にあなたの思惑通りです。


【氷雨に声が届くまで】
文合せ絶望組第二陣。
テーマは「反旗」で「旗」だと思うのですが、いまいち反旗の要素が感じられません。
と言うのも、完全にカゼキリ視点だったためか、ポケモン達が人間へ報復しようとするシーンが一切描かれていないからだと思います。
唯一、最期にネイティオが一矢報いようとする場面で反旗要素がありそうだったのですが、それもすべてを諦めてしまったカゼキリによって折られてしまっている。
そりゃあ、あの流れで人間に勝てるとは読んでいた私にも思いません。
ですが、
カゼキリ「一矢報いてやる! みんな人間はこんなことしてるぞ! こんな酷いんだぞ!」
ネイティオ「あれ……テレパシーが送れない……?」
人間「残念だったな、全部妨害してやったよ」
とかで一矢も折ってしまった方がより絶望っぽいというか……。
それとも、「反旗は誰かに任せたぜ! それより俺は思いを伝えたいんだぜ!」ということなら、うーん……それって、犠牲になったヒサメは喜ぶんでしょうか?
正直言って、あのオチだとカゼキリは人間の力に怖気づき、その末に格好悪い死に様を遂げたように読めてしまいました。


【零】
テーマ旗での王道、というイメージでした。
世界観もしっかりしていて、危なげなく読めました。
……ところで、アキレアはどうなったんでしょう?


【敗者】
ええええええこれで終わりいいいいいい!?
と言うのが読後の第一声です。
惜しいです。もったいないです。
主人公の動機にも、過去にも凄く説得力があって、使用の難しさトップレベル・言葉の重さも最重量級である「安楽死」という言葉も抵抗なく読めたのに、ここで終わり……なんですか……!
この場面だけでお話を完結させるなら、主人公の過去をもっと書きこんでほしいです。
子供のころの慢心、絶望、挫折、さらっと自嘲口調で語るのではなく、がっつり山盛りに盛ってほしいです。
また、「強いトレーナーは白旗を上げられるトレーナー」という言葉もすごく良いのに、ここもさらっと触れられている程度。
もったいない! 本当にもったいないです!
文字数はまだまだいっぱいありますよ!
今回の文合せで最もリメイクしてほしいと感じたお話でした。
「白旗」というチョイス、Bテーマの中で一番好きでした!


【あの空を目指して】
文合せ絶望組第三弾。
さあ、希望の未来が待っている! と思いきや突き落す構成ですね。
でもちょっとばかり甘いです。まだ心は折れます。
チラーミィにとって、一番恐ろしいことは幸せになれないまま死ぬことでしょうか?
「父親にも見捨てられた自分に希望を教え、救おうとしてくれたゾロアに危険が及ぶこと」ではないでしょうか?
自分を逃がそうとしたことで、マスターである少年から引きはがされ、チラーミィとは違って誰にも助けてもらえない状況に追い込まれたゾロアを『主人』が虐待し心を無残に砕いていく。
しかも自分は死んでしまって手を出せない。
(私ならこのシーンで、チラーミィの「いたい、いたい」というセリフをゾロアにも言わせて、自分の所為で自分と同じ、もしくはそれ以上の苦痛を味あわせているという演出もすると思います)
そして最後にゾロアの口からこぼれる、「どうしてあいつを助けようとしてしまったんだろう」という後悔の言葉。
こうなればチラーミィは本当に、完全に独りぼっちです。
恩人且つ初めての友達を自分以上の恐怖に晒し、その友達に「助けるんじゃなかった」と思われながら、独り死んでいく。ぞくぞくしますね。
まだまだ他にも心を灰にして残さないほどの絶望はあると思います。期待してます。


【ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。】
思春期のゆらゆらした心情が余すことなく描写されていてとても良いです。
決断しつつも、どっちつかずで最後までずっと悩む主人公が憎めません。
ともすれば「えっ、最後結局どうなったの?」と言われそうな終わらせ方ですが、非常に私好みです。無限ループって怖くね?
面白かったです。


【ガラス職人】
ごめんなさい、プロットをそのまま提出したみたいだなと思いました。
このお話において「あったこと」しか描かれていないのは、正直言って物足りません。
四十代でアルバイトのフリーターって流石に特殊すぎますし、そんな特殊な人だったら、他のキャラにはない悩み・挫折とか抱えていてもおかしくはありません。
もしくは、四十代になっても社会人と言う責任から逃れ続けているような、よろしくない人間性だとか……。
そんなオイシイ設定を掘り下げず、淡々とあったことだけ連ねてあると、読む方としては肩透かしです。
というか、いくら簡単な依頼品でも、そんなに簡単に、特訓したとはいえ素人が解決してしまったらガラス職人さん形無しではないでしょうか……。
いくら気心の知れた人でも、お客さんはお客さんです。
職人と呼ばれる人が「まだ甘い」と言ってしまうような中途半端なものを売るだなんて、職人としても商売人としてもお客さんに失礼です。
「身内びいきの所為で質の悪い商品を売りつけられた」なんて評判が立ってもおかしくありません。
それならいっそ、徹底的に失敗し、依頼者に謝り倒して再延期してもらい、父親の復帰を待ってその腕前を目の前で見て「自分の認識は甘かった」「ああ、ガラス工芸ってこんなに美しいんだ」と感動してガラス工芸職人への道にのめり込んでいく、という流れの方がしっくり来るような気がします。


【もりのはた おやのはた】
ポケモン版ジブリ。そんな印象を受けました。
夏の日の少年たち。無邪気にイタズラをするポケモン。そしてちょっと不思議な体験。すごくきれいな光景ですね。
風景描写の美しさは今回の文合せでは一、二を争うと思います。
ポケモン世界の夏休みの風景を切り取ったような、素敵なお話だと思いました。
面白かったです。


【すてぃーるふらっぐ】
私は基本的に投稿作をすべてiPhoneに入れてから読むのですが、その作業で一行目が目に入ったとき、「あ、これ早く読みたいな」と思ったのがこのお話でした。
軽快なデルビルの語り口は読んでてとても楽しくするする読めました。
「ネタばらし」と「設定の後出しじゃんけん」は紙一重のむずかしさがあると思うのですが(私にも今回の自作品で心配なところでもあります)、最後の最後のネタばらしに不自然さはなく、ああ、なるほどなぁと違和感なく読めました。デルビルの晴れ晴れとした口調で、最後を楽しもうとするのがなんとも切ないですね。
唯一気になったのが、マグの成長を描くために、場面がちょっとぶつ切りになっているような気がしました。
とは言え気にする程のものではないかも。面白かったです。ごちそうさまでした!


【そこはまるでヨスガのようで】
お話の導入が終わって、さあ、エヌとイケズの「二つの正義」の戦いが……!
と思ったら、終わってしまった。あれっ?
……という感じの印象でした。
長編・中編のプロローグと言われてもおかしくない、凄く興味の惹かれる内容だっただけに、ちょっと、しょんぼり、と言いますか……。
続きを期待してます。


【表すは穏やかな海】
穏やかな海の民たちの生活。しかし、それも時代の流れと共に脅かされ、一人の男が立ち上がる。
公式キャラを使う小説は、そのキャラが持つイメージがどうしてもあるため難しいイメージがあるのですが、このお話は「ああ、シズイならやりそうだなぁ」としっくり読めました。
ただ、一度決まったリゾート計画を一人の男の意見で路線変更するほど、甘いものじゃないと思うのです。
開発計画は莫大なお金がかかります。お話を読む限り、多少なりとも機械や人手が入っていますし、それを変更するための費用は発生するのではないでしょうか?
変更したらしたで、路線を変えるための時間・費用は掛かります。
そんなお金がないからこそ、セイガイハの住民はリゾート開発計画を受け入れたんですよね?
それでは、お話の内容を変えずに違和感をなくすには?
という話になると思うのですが、元の計画よりも多くの利益を得ることができる、目の覚めるような新しい案をシズイが持ってきて、責任者がその案に惚れ込む、という流れだと思います。
つまり、ラティアスとシズイが考えた新しい計画案を、明らかにするのです。
今のお話だと「どうやら海を生かす案を出したらしい」ということしかわからないですから、もったいないです。
もう一つ。このお話はシズイがまだジムリーダーになっていない時系列なのだと思うのですが、この設定を生かさないのももったいない。
「観光客だけでなく、旅のトレーナーも呼び込もうとシズイがジムリーダーの資格を取った」
というのはどうでしょう?
ちょっとお勉強が苦手そうなシズイでも(失礼)、彼ならセイガイハのために猛勉強してくれそうな気がしませんか?
観光はやっぱりシーズンがありますから、シーズン外は収入が激減します。でも、そこに年中無休でやってくるバッジ目当ての旅のトレーナーが加われば、安定した収入源として心強いと思います。
観光客と旅のトレーナー、両方の来訪が定着すれば復興は遠くない未来に必ず……そんな希望がもっと増すんじゃないでしょうか。


【文合せ全体を通して】
全体を通して、レベル高いなぁ、と思いました。
ガラスが多いと思いきや、蓋を開けてみると旗もほとんど変わらない数あって読む方としては良かったです。
ただ、チャットなどでも「ガラスの方が書きやすい」という声が聴かれた通り、と言いますか、Aのガラスを選択した作品は表現や雰囲気、ガラスの捕え方が似ているものが多い気がしました。
具体的にいうと、「美しいもの」「割れる(儚い)もの」「閉じ込める・障害として隔てるもの」が多いなぁとかなんとか。
誰か一人ぐらい、
「俺の熱さでお前のガラスのハートなんて溶かしてやるよ!」「ハッ! ガラスはガラスでも耐熱ガラスなんだよ!!」
とか、
「か弱いか弱いガラスのハートだと思った? 残念防弾ガラスでしたー☆」
みたいなのがあっても……良かったんじゃないかな……!
ガラス職人ネタがかぶったお二人は……ドンマイ!
一方のBは、
「秘密基地の旗」「白旗」「国旗」「反旗」「工芸品としての旗」
など、作者の色が出て、次はどんな旗が見れるんだろう? とワクワクしました。

そんな感じで!
参加者の皆さん、運営の皆様、お疲れ様でした!
  1. URL |
  2. 2013/04/21(日) 10:56:42 |
  3. 黒戸屋 #hEFcPL7I
  4. [ 編集 ]

『神速の旗』

名前:オンドゥル大使
自作品タイトル:「神速の旗」

 --投票作品--
金賞:オブジェクト・シンドローム
銀賞:ガラス色の終末
銅賞1:Fake
銅賞2:灰かぶり
銅賞3:そこはまるでヨスガのようで


 --投票理由--
金賞:着眼点にやられました。タイトルから漂うただならぬ感じ。トップバッターでありながら物怖じしない作風で印象に強く爪痕を残してくれました。森博嗣を髣髴とさせるような文体で、小説というより散文詩に近いですがきちんとポケモン小説として成立しており、技量の高さとセンスがうかがえます。

銀賞:悲劇的なラストでありながら強く惹かれる吸引力があり、読み始めたが最後、スクロールする手が止まりませんでした。繊細な文章に小説としての完成度の高さがあります。

銅賞1:偽物、作り物への執着とそれに伴う人間的破滅をある程度の予定調和でありながら読ませる作品だと思いました。惜しむらくは少し文章に酔ってしまっているところでしたがプラスに転じるものと期待も込めて銅で。

銅賞2:パッチールとの絆と心に影のある青年の再起の物語で、ビードロという題材選びは「なるほど。やられた」と思わされました。ストーリー構成力の高さをうかがわせます。

銅賞3:最初はあまり惹かれなかったのですが、ポケモンと人間の理解が平行線であることを暴いた小説で優しい筆致とは裏腹にステンドグラスを通じて人間の無意識の傲慢を抉り込むストーリーだと感じました。

 --自由感想欄--
 

 とにかくレベルの高い作品ばかりで、今回参加させていただいたことをバネにして、皆さんに負けないようにまた上質な作品を作り出したいです。

  1. URL |
  2. 2013/04/21(日) 12:16:49 |
  3. オンドゥル大使 #qKuIJ8qA
  4. [ 編集 ]

物体症候群

名前:水雲
自作品タイトル:「オブジェクト・シンドローム」(>>1【A】)

 --投票作品--
金賞:>>18【B】すてぃーるふらっぐ
銀賞:>>17【B】もりのはた おやのはた
銅賞1:>>10【A】タマムシブルース2013
銅賞2:>>14【A】あの空を目指して
銅賞3:>>19【A】そこはまるでヨスガのようで


 --投票理由--
金賞:ラストが非常に熱くてかっこよかったです。19、20作目で逆転となるか、と思いましたが、なりませんでした。ぶっきらぼうな一人称ですが、文体に安定感があって、読むのが苦ではありませんでした。
銀賞:時を越えて、誰かに何かを伝える。とても好きな題材です(例:ドラえもん「おばあちゃんの思い出」)。もはや好みのレベルで票を入れさせていただいております。後半はしんみりとしました。
銅賞1:いずれ来るだろう、シンヤとフータの衝突は目に見えていました。が、それでもサクラの正体には騙されました。ユニークな三角関係が面白かったです。それと、タイトルも好きです。最後に2013とつけるところが特にです。
銅賞2:ラストです。ラストが全てです。ラストだけで比べたら、銀賞以上です。それまで引っ張ってきたものは全部前振りだとすら思います。引っ張れば引っ張るほど好感度アップです。落ちて、落ちて、ゾロアと出会って、ちょっとだけ浮上して、最後に急降下。どうしようもない結末がとても好きになりました。このくらいそっけないほうが、わたしにとっては効果抜群です。
銅賞3:ポケモン版の風刺・プロパガンダ……といったイメージです。ありがちな問いかけながらも、とてもシンプルで、ガラス以外のテーマをビシビシっと伝える潔さに惚れました。短めながらも、票を入れるのに惜しみない作品です。

 --自由感想欄--
 初参加かつ、今企画の一作目を飾らせていただきました。恐れ入ります。
 ストーリーはテーマが発表された直後にすぐに思いついたので、あまり題材にされなかったであろうSF風のタマを一発目に速攻でかまし、みなさまを驚かせてみようと考えていたのは事実です。現在連載中の作品と似たような専門用語も多くあるので、わたしの作品を読んでくださった方になら、一発でバレるだろうという自信すらありました。バレてもいいから、とにかく自分の書きたいようにやろう、と思いました。専門用語をすっぱ抜けば、本当に平々凡々たるネタだと思います。
 反省点としては、後半からオチまでの流れが白々しいこと(掃除機である9945を使った回収はさすがに無理やりでした)と、そして、強烈な誤字があったこと(修正済み)です。締めくくり方だけは自分でもお気に入りです。
 一番悩んだのはタイトルです。「No.0378(ナンバーゼロサンナナンハチ)」や「あなたと過ごした600キロセカンド」、「反重力メタル」と仮題を書き並べてみましたが、これに落ち着きました。

 以下、全作品の感想を書かせていただきます。

>>2 【A】ガラスのとりかご
 サンダース、サンダース! サンダース好きとしては、登場させてくださっただけでも感動です。企画物だけに、余計にインパクトもありました。テンション上がりっぱなしで読んでいました。ストーリー、文章力は至極単純なため、総合的なクオリティとしては投票に至りませんでしたが、お気に入りの作品です。好きです。

>>3 【A】ガラスの器
 初代ネタなので、懐かしい気分で拝読しました。
 気になったのは、感嘆符(!)が多かったことです。わたしは地の文ではあまり感嘆符を使わないタイプですので、そこがひっかかりました。連発すると、いざという時のインパクトが薄れてしまう気がします。途中から「ですます口調」になっていたのも気になりました。
 ホカゲ視点で一貫している作風は良かったです。見た目はいかついのに一人称はボク(もしくはぼく、僕)というキャラ、個人的にとても好みです。わたしもよくやる手口なので親近感が湧きます。ご主人との今後が気になります。

>>4 【B】星降りの誓い旗
 基本はシリアスなので、ところどころ、おどけた風に独白しているのは雰囲気に合わないと感じ、主人公に同情しにくかったです。(『返事はない。ただのボロ旗のようだ。大事なことなので2回言いました。』など)
 でも、返事が来ないのを承知で一方的に話し続けるシチュエーション、よく分かります。やりたくなります。ベタながらも手堅くしっかりとまとまった作品だと思います。

>>5 【B】神速の旗
 銅賞の候補でした。
 あくまでわたしの好みの問題ですが……冒頭の説明文は、会話の合間合間にちょこちょこと挟みこんで進めたほうが、かっこよかったかもしれません。まずは現在の描写をし、会話を挟み、そしてここにいたるまでの経緯を入れ、それの繰り返し――といった具合にです。口調が全員似ており、誰が発言しているのかが分かりにくかったのも惜しかったです。反面、人物の特徴を名前代わりにする演出は非常に良かったです。
 モンスターボールの無い世界、価値観の違う舞台の作り方はお見事と感じました。伝統の風を思います。勝手にインディアンを想像していました。独特の文化によるポケモンとの関わり合い。いいです。

>>6 【B】I wanna be the HERO !!!
 字数が限られているだけに、長めのストーリーを書くときはどうしても文章が単調になってしまいますね……。
 ゲンガーさんの設定にはびっくりしっぱなしです。地獄でのトラブル後は「?」の連続でしたが、冷静に読み進めているうちに「なるほど」と。冒険活劇なのかな、と最初はタイトルに騙されたので、読後は不思議な感覚です。モカとムウマが可愛いかったです。後日談ネタに弱いので、こういう締めくくり方には救われた気分です。

>>7 【A】ガラス色の終末
 冒頭にラストを持ってくる演出、憎いです。お先に奪われてしまった気分です。でもこうすると、6あたりで展開が読めてしまうのですよね……。叙述トリックを使ったどんでん返しもなかったので、そこが少し残念でした。展開が決まっている以上、作者さんもそのまま進めるしかなく、読者さんも読み進めるしかありません。そういう点では、過程を大事にしようという作風やストーリーにブレがなかったので安心いたしました。シリアスはやはりこうでなくては。
 症候群という言葉に、勝手ながらも共通点を感じてしまいました。シンドローム……。

>>8 【A】Fake
 銅賞の候補でした。
 こういうホラーテイスト、羨ましいです。文章もしっかりしていて、見習いたいくらいです。こういう作品がもっとあってもいいとはっきり思います。しかし、これも「ガラス色の終末」と同じく、展開が想像つきやすかったです。最後の新聞記事欄も、若干蛇足と感じました。黙々と詳細に描写するか、淡々と投げ捨てるか。そのどちらにもつかない、宙ぶらりんな感じでした。
 ストーリー構成、文章力は本当に良かったです。決してハッピーエンドではないだけに、なおのことイチオシです。

>>9 【A】灰かぶり
 タイトルからなんとなく登場ポケモンの予想はつきましたが、それでもストーリーをそのまま読ませる力には感服させられました。そうですよね、全員がポケモントレーナーになれるとは限らない。ただ、かなりの文字数で、主人公の心理描写が冗長気味になっていたのが気になりました。
 主人公と一緒にタバコを吸ってみたいです。セッター補充せねば。ユリさんにビンタされそうですが。

>>10 【A】タマムシブルース2013
 銅賞です。
 やられたっ、というのが最初の感想です。序盤からいきなり一人称が変わっていることに違和感を覚えましたが、そういうことでしたか。これならば確かに三人称では通せませんね。テーマはこういう使い方をしてもいいのだと勉強になりました。展開に不穏な波がありつつも、全体的にマイルドな印象で、読後感が良かったです。読み始めた当時は、てっきりエリカのことだと思っていたことをあえてこの場で白状します。

>>11 【B】氷雨に声が届くまで
 銅賞の候補でした。
 あえて最初に、まじめにツッコミを入れさせていただきます。
「えらく非人道的な喩え話だね」……ミステリーとして話が進んでいるので、ここで少しこけてしまいました。あくまでのポケモンたちの視点によるお話ですから、人間側の言葉との使い分けが甘かったように感じます。この作品での人間は「敵」とされていますし、そういう意味では「非人道的」ではなく、「人道的」のほうでも良かったかもしれません。ややこしくなってしまいますが……。
 地の文にて、ポケモンたちの名前が漢字で載る演出がかっこよくて、じわじわと落ちるところまで落ちていく描写はぞくぞくものでした。ヒサメの好意が徐々に明らかになっていくだけに、です。ラストは興奮しっぱなしです。ネイティオ好きとしては、長老役に抜擢してくださったのも好印象です。

>>12 【B】零
 ありがちながらも、テーマからここまで奥行きのある舞台背景が設定された作品は、これが一番ではないかなと思います。字数制限がある以上、作り上げた設定全部を活かしきるのはさすがに無理だったかもしれないですね。通常の作品として書いたほうが、また違った意味で面白くなったことと思われます。
 転換期である中盤、アキレアの一喝が何よりかっこいい! 悲壮感漂う、やるせない感じの後半が好きです。そのまま再起することなく、落ちるところまで落ちてしまっても、わたしは嬉しかったです。

>>13 【B】敗者
 いくらなんでも、お医者さんに殴らせるのは無茶かな、と思いました。せめて看護婦さんのパンチ、もしくはビンタで……。
 バトルの審判という発想はなかったのでそこが羨ましく、起承転結は分かりやすくまとまっており、すらすらさくさくと読ませていただきました。後味も悪くなく、白けることもなく、気持ち良かったです。こういう視点のポケモン創作があってもいいですね。

>>14 【A】あの空を目指して
 銅賞です。
 王道タイトルの割にはずずんとくるラストでした。文体がぐらぐらとまとまりがなく、悪い意味でちょっと不安になりました。色違いという、わかりやすい題材。ロクなことがないんだろうな、ないんだろうな、と覚悟しながら読んでいたら、本当になかったとは。一気に落とされてしまいました。最後の「ああ」感はかつてないほどだったので、これくらいあっさりしたほうが、むしろわたしにとっては嬉しかったです。三つ銅賞を挙げさせていただきましたが、ラストのサックリ感が強烈だったため、銅賞の中ではこれがぶっちぎりでトップです。

>>15 【A】ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。
 数年前のわたしでしたら、こんなタイトルをつけたことと思われます。黒歴史が蘇った気分を、勝手に満喫しております。
 ただ、展開の都合上とは言え、ラストスパートは少しうるさい、うっとうしい印象でした。感嘆符と、「葛藤」という単語が連続で出されていたからかもしれません。
 ポケモンセンターからしまむらに変わったことには失笑ものでした。フィクションを超越して、リアルがすぐそこにやってきた感覚でした。なんだか、作者さん本人の心情をありありと吐露されている気がしました。その分、心理描写の移ろいの細かさ、深さは唸らされるほどでした。

>>16 【A】ガラス職人
 なんだか、教科書に題材として載せられるようなストーリーでした。その他、少年モノに使えそうです。お話の短さは決して不満ではありません。バッドエンドが続いていたため、簡潔に仕上がっていて、ちょっと救われた気分です。しかしながら、短い分、やはり文章に浅さがありました。ちょっと難しいかもしれませんが、専門用語でハッタリをかまし、ぐいぐいと読者さんを引っ張っていくのも手かと思われます。

>>17 【B】もりのはた おやのはた
 銀賞です。
 時を越えての伝言、好きです。純粋に、こういうネタがとても好きです。言葉ではうまく言い表せませんが、ほんわりと、しあわせな感じになります。ノスタルジーに近いものがあります。インデント……段落落としなどのミスが本当に惜しかったです。読解力が足りないのか、深読みできていないのか、結局、野菜泥棒の意図と青年二人の正体は分からないままです。父さん?

>>18 【B】すてぃーるふらっぐ
 金賞です。
 やられたっ、と思った作品第二弾です。何気なしに読んでいただけに、ラストは衝撃的でした。「見るなとか見ろとか注文の多いヤツだ。」で思わず噴きだしてしまいました。取るべき揚げ足も特に見当たらず(強いてあげるとすれば、一人称の変換ミスくらいです)、非常に軽快なテンポで楽しく読み進められました。原作とリンクしているのもたまりません。マグマラシの成長も、読んでいて胸が熱くなりました。ゲーム上での主人公(恐らく)、ロケット団員、女刑事さん。そんな人達の持つ、ポケモンたち側での会話。かっこよく締めくくった読後の爽快感は最高でした。もう、素晴らしいの一言! おみそれいたしました。

>>19 【A】そこはまるでヨスガのようで
 銅賞です。
 非常にテーマ性の強い、アクのある作品でした。もはや露骨と感じます。だからこそなのか、伝えたい事だけをシンプルに伝えられたのだと思います。唯一物足りないとすれば、心理描写でしょうか。もう少し掘り下げてみれば、深みが増したかもです。それでいて女性の謎さ加減はこのままでも絶妙です。個人的な好みばかりを挙げてしまって恐縮なのですが、会話文や地の文の中に三点リーダがまったく無かったのもいいなあと思いました。

>>20 【B】表すは穏やかな海
 良くも悪くも素朴な印象でした。まだまだ穏やかでした。もっとガツーンと来るような激しいビッグウェーブで一気にさらってしまっても、企画物としてはうまくいったかもしれません。(これがラストですし、それ以前の作品に打ちのめされすぎて、わたしの感覚が麻痺しているだけなのかもしれません)。後半は都合よくまとまりすぎていましたので、前半のほうが面白かったです。説明的文章ながらも。

 文合せ、お疲れ様でした。
 どうもありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2013/04/21(日) 20:06:52 |
  3. 水雲 #moRH3bTE
  4. [ 編集 ]

投票

名前:カエル師匠
自作品タイトル:「Fake」

 --投票作品--
金賞:すてぃーるふらっぐ
銀賞:敗者
銅賞1:I wanna be the HERO !!!
銅賞2:そこはまるでヨスガのようで
銅賞3:オブジェクト・シンドローム



 --投票理由--
金賞:語り口調から場の展開、最後の締めまで最高でした。読んでいて苦にならない軽快な文章には痺れます。話の内容もなるほどタイトル通り。なのに!ああもう、大好きですこれ。いいもの読めて幸せです。
銀賞:白旗きた!となった作品です。主人公の憎まれ役に徹する心境にぐっと熱い物を感じました。上手いなあ…。
銅賞1:きゃわいい!この一言に尽きます。いいですよね、ヒーローに憧れる気持ち。ゴーストタイプのポケモンが昇天させられていって悲しいはずなのに、読了後にはちゃんとすがすがしい味わいが残るあたりに技量の高さをうかがえます。すごい。
銅賞2:こういう淡々と会話が繰り広げられていく作品が非常に好みです。
銅賞3:これほど完成された文を読めるとは…!しっとりとしていて素敵でした。

 --自由感想欄--
ぐええ、皆さん本当に力作ぞろいで、投稿した後に投稿を取り消したいくらいでした。お粗末な物を投下して申し訳ない。
ガラスの方が圧倒的に多くなるのかと思いきや、最終的には旗も同じくらいになりましたねえ。
他の作品に関しても感想を書きたかったのですが、少し私生活がばたついているので取り急ぎ投票まで。
  1. URL |
  2. 2013/04/21(日) 22:42:39 |
  3. カエル師匠 #WjeqruAA
  4. [ 編集 ]

名前:きとかげ
自作品タイトル:「」投稿はしておりません。投票のみ参加しております。

 --投票作品--
金賞:ガラス色の終末
銀賞:オブジェクト・シンドローム
銅賞1:敗者
銅賞2:Fake
銅賞3:零

 --投票理由--
金賞:ガラス色の終末
 SFじみた設定がひとつあり。しかし主人公が医者になって世界を救うわけではなく、ただただ、色彩を変えてしまった日常が描かれる。私はそういうのが好きなようです。
 言葉選びも、終末へ向かっていく流れも、美しすぎるガラス細工のよう。美しすぎて、こんな人間いるのかとか違和感を感じないでもないが、そのひたすら綺麗なところも含めて、この作品が好きです。
 というわけで、金賞です。

銀賞:オブジェクト・シンドローム
 金と銀の差は好みの差でした。
 卓越した言語センス。馴染みの薄い言葉が入っていても軽妙に思うのはそれ故か。現実世界の場面、秒読みでガラスの破片を回収していくところは否応なくドキドキさせられました。いやあ、すごい。テキストだけでも、ガラス色の終末がなければこれが金でした。もちろん展開も。オブジェが砕けるまでの、穏やかながら世界観が確りとしたためられた部分も、砕けてからラストまでのスピード感も、いやはや素晴らしいとしか言えない。しかし、物に恋する感覚が分からなかったので、惜しいですが銀です。

銅賞1:敗者
 一時の負けを認めないことが、却って最悪の結末を呼び込んだ。こういう救えないのが好きなので、しかしひっかかりも多かったので、銅賞を入れました。負けて、学んで、リベンジはよくある物語の型ですが、負けようとしなかった場合を書き出したのがこの物語だと思いました。
 テーマは好きですが。居酒屋の場面が色々と損なっているように感じました。居酒屋の最初の方、“後、『コウ君』ってのはあだ名だ。”という後に活かされない無駄な一文を見て、私はこう思ったわけです。「ああこの人、居酒屋の設定詰めたけど、この短編に入らなかったんだな」と。そんな気持ちで読んだから居酒屋の場面は評価が低い。不必要な文は消したほうがいい。それを差し引いてもうひとつ。
 主人公の転換点となるカメックスの安楽死という出来事が、酒の席で話すことによって、インパクトも心情描写も薄くなっている。実際に話すなら酒が要るでしょうが、フィクションを酒で薄めてどうするの、と。
 最後になりましたが、バトルの場面は両方とも好きです。ライチュウの強さを存分に伝える一番目も、必殺の戦法に見事なカウンターパンチが入る二番目も。短いながら濃厚で力強いバトル描写に白旗です。

銅賞2:Fake
 ガラス細工に草ポケモンが多いのって、作りやすいから、なのでしょうか。うわぁ。
 ガラス細工に入れ込む主人公が、だんだんと値段を釣り上げられているというのに、それでもなおガラス細工を求めるその様子が、麻薬中毒者のよう。その狂気じみた描写がたまりません。
 一方で、主人公がガラスのポケモンの作り方を知って、ガラスの森に飛び込んだ後の描写は物足りなく感じました。こちらの狂気は分かりやすく、悪く言えばありがち。ちょっとおかしいかなあ、程度のガラスフェチが、どんどんおかしい方向に傾いていく前半と比べると、後半の分かりやすい狂気はどうも色褪せてしまいます。あと気になった点として、最後の新聞記事の引用が新聞ぽくない。
 ということで銅賞です。キレイハナが割れた辺りは、やはり好きですね。早く買い直さなければ、ときて、買えないと分かれば、チリーンとの交換条件に一も二もなく飛びついてしまう。何かの中毒ってこういうことなのかしら……

銅賞3:零
 旗! って感じが好きなので銅賞です。国旗を風にはためかせるラストはまさに旗。
 戦争開始からの描写は圧巻でした。
 ただ、全体的に速い、展開が急ぎがちだと思いました。特に平和な時の日常がさらりと流されている為、戦争によって失われたそれに何の感情も抱けない。町が燃えていく様は良かったのですが……。国の滅亡と再建、というスケールの大きさから考えて、短編ではなく中~長編で書くべきだったと思います。このスケールを二万字に収めた、というのは評価しません、二万字には二万字に合う書き方があるから。にしても、端折ってあっても面白いのに勿体無い、嗚呼勿体無い。
 つまるところ、こんなに面白いイッシュ建国神話は読んだことがない。でも銅賞です。色々書きましたが長いバージョンで読みたいんですごめんなさい。

 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にどうぞ)

2 ガラスのとりかご
 気になった点が三つ。
 まず、文章作法が守られていないのが気になりました。
 次に、ポケモン二次創作である必要性も感じられませんでした。とりかごから出られない少女に、何故とくせいに「すりぬけ」があるエルフーンを選んだのか。病を治癒するポケモンが、何故ポケモン図鑑にそういう記述もなく他者回復技を覚えないスイクンなのか。少女に淡い恋心を抱かせる少年が、何故タマゴグループの違うサンダースなのか。
 それから、ガラスの必要性も感じられませんでした。顔は見れるし声も聞こえるけど外に出られない、というのは普通のとりかごで事足ります。あと、目に見えない=ガラス製だからというのが短絡的に思えます。とりかごが目に見えないのは、それが比喩だからでは。ついでに、ガラスのとりかごは目に見えます。
 色々書きましたが、そういうことを気にする人もいるということで。

3 ガラスの器
 本当にリザードンが書いたかのような文章、良くも悪くも。
 ホカゲからご主人様への愛が、文章から溢れてくるかのようでした。拙いですし、文章作法なんか全然守れてないので賞はないですが。
 全文通してひたむきにご主人様への想いが綴られていて、その点はとかくすごいです。ケータイ小説的なこの文体は苦手なのですが、それでも読ませるものがある、と感じました。

4 星降りの誓い旗
「小さきもの」から題材を得たのでしょうが、これ読むなら小さきものを聞いてればいいなあ、というのが正直な感想です。書き込みが少ないにも関わらず、表現それ自体は雑に感じました。「そんなことはどうでも良いよ」「いや、嘘だけどね」等、文中で前の部分を打ち消してしまうあたりが特に雑に感じられます。すぐ打ち消すなら何故書いた。
 虚空に向かって話しかけるのは虚しい、と思いつつ、それでもなお彼女は彼に向かって語る――はずなのにカギ括弧の位置が雑。喋る部分と考えている部分がごっちゃになっている印象を受けました。カギ括弧位置だけ取り出して読んでみると、困惑します。
 彼女が依存から独立へ踏み出すラストは好きです。少しの変化ですが、彼女には大きな変化、そういうのが好き。

5 神速の旗
 題材には惹かれました。
 しかし、これがポケモン世界にありそうな儀式だと思わせるまでは至っていない、と思います。ウインディがもうすぐ来るというのにくっちゃべってたり、段取りを分かってない奴がいたり、そういった部分で“ありそうな儀式っぽさ”が目減りしているのだと思います。あと、岩肌に灰色の防具で隠れている、とあるのに兜が赤色だと書かれていたり。オニドリルは鬼面鳥なのにサイホーンはサイホーンのままだったり。死んだ人に十字を切っていたり。オリジナルの儀式をひとつでっち上げるのですから、脇も固めておかないと。あと申し訳ないですが、胎盤球の仕組みが全く分からなかった。
 成人の儀、それ自体は面白かったです。穂先についた血で刺青を彫るところとか、長老の台詞とか、それっぽいな、と。
 しかし“時代錯誤”で台無しでした。

6 I wanna be the HERO !!!
 銅賞入れるかどうか、迷った作品です。旗というよりマントにネクタイだな、というところで銅賞にはならずでした。
 なんというか、ポケモン! という感じでした。最後の笑みが大団円を期待させて、後味の良い読後感。あんまり格好良くないけれど、ヒーローしてるという感じ。楽しんで読めました。良かったです。

9 灰かぶり
 これも銅賞入れるか迷ったのですが、好みの差でした。過去と今を行き来しつつ、無理なく読める構成。いやはやすごい。
 ただ、“なめらかなフォルムをした鉄の箱”は、いくらなんでも無理があります。
 灰かぶりが本当に健気。健気すぎて主人公に共感しづらいかな、とも思います。まあでも本当、好みの問題かな。
 それにしても、過去と今がバッチリ嵌っていて、時系列が前後するのにスラスラ読めて、これはすごい。

10 タマムシブルース2013
 これも銅賞入れるか迷った作品。ガラスの成分がちょっと薄かったです。
 メタモンのサクラがまた健気ですね。フータのクズっぷりもまた素晴らしいですね。褒めてます。気になるのは、「お見舞い」から二週間は何してたんだろう、ってことぐらいです。フータとサクラが別れるのが、潔くて良かったです。

11 氷雨に声が届くまで
 申し訳ないけれど、“誰かが反旗を翻すと固く願って”と「俺も、大好きだ」がどのように繋がるのか、わかりませんでした。冒頭と最後の詩は好きなのですが。
 あと、ナギリの遺体が見つからなくて、「ポチエナかグラエナに食べられたのだろう」と推測するシーンがありますが、今さっきまで森のポケモンたちは集会に出ていたのでは? なんというか、ポケモン側の社会を描いているのに、急に人間から見た動物のようなワイルドなポケモンが出てきたら、びっくりします。
 空気感が好きです。世紀末的というべきか、最初から終わりに向かっていることを予期させつつ、その中で暴れたイサリビとカゼキリ。それでも終わりに向かっていく。すごいです。

14 あの空を目指して
 しっかりとした「上げて落とす」。素晴らしい。大枚はたいて手に入れた色違いを、何故あっさり殺しちゃったのかが謎なのですが。
 しかし、「上げて落とす」部分がよく出来てるなあ、と思いました。ただ、私は割りと慣れてまして、驚くまでにはならなかったのです。残念ながら。

15 ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。
 中途半端に終わったように思います。文中にあるように、くどいししつこい。読んでみて徒労感ばかり残りました。葛藤を抱えながら生きていくのは、確かに人間臭いと思います。でも、それを丸のまま書かれても。読むのが疲れました。

16 ガラス職人
 短い、しかしまとまっている。
 けれど、まだ下書きという印象を受けました。ポケモンたちとのガラス作りの案は素敵ですが、この作品中ではポケモンたちは小道具という感じ。まとまっていて悪くはなかったのですが、やっぱり字数が足りなかった、そう思います。

17 もりのはた おやのはた
 ちぐはぐな印象。子供の物分かりが良すぎて、中身が大人みたいな感じを受けました。地の文も、主人公が子供なのに恐ろしく固い。台詞が不自然。彼らは一体いくつくらいなのでしょう? そんなわけで、時渡りを通して彼らが大人になった、というのもしっくり来ませんでした。

18 すてぃーるふらっぐ
 競技やってない。
 区切りは良いですが、ちょっと合点がいかないところです。デルビルの名前もわかりませんでしたし。
 バクフーンもアクセルも、デルビルも、何故こんなに可愛らしく描かれているのでしょう。読んでて楽しいです。バクフーンの成長も素敵ですし、何よりデルビルの語りが素敵です。雰囲気は明るく、最後はちょっぴり寂しく。良かったです。

19 そこはまるでヨスガのようで
 文章は読みやすい、提起された問題は魅力的。
 けれど、これは中途半端に終わっていると感じました。問答の答えが、文合わせの結果発表以降に引き伸ばされてしまった感じ。それと、題名の意味するところがよく分からないです。
 書かれた部分までは良かったのですが。

20 表すは穏やかな海
 面白かったです。難を言うなら淡々としすぎている点です。淡々として起伏がないので、そのまま読み流してしまいました。希望が見える終わり方も、物語の運びも良いなと思うのですが。旗もちゃんと収まっていますし。
 あと、“アルトマーレがこの様にならなくて良かったという安堵と、被害者達への想い。”とありますが、これは一体なんでしょう。



 感想欄に色々書きましたが、適当に読み飛ばすくらいでちょうど良いと思います。
 企画の運営、おつかれさまでした。投稿した皆様も、おつかれさまでした。今回の企画が、実り多きものでありますよう。
  1. URL |
  2. 2013/04/22(月) 03:39:30 |
  3. きとかげ #MojZGuaU
  4. [ 編集 ]

投票

--投票作品--
金賞:オブジェクト・シンドローム
銀賞:ガラス色の終末
銅賞1:零
銅賞2:敗者
銅賞3:すてぃーるふらっぐ


 --投票理由--
金賞:読み始めて早い段階で一気に物語に引き込まれた。とても読みやすく、中身も簡潔としていて非常に良い。また、終盤では温厚そうなロトムの心の内がそのまま表に出ていたなど変化も見られて良かった。
銀賞:物語に一気に引き込まれ、同時に個人的にも非常に好みな描かれ方だった。また、ヒロインの変化が描写されていた点も大きい。
銅賞1:主人公の心の変化が非常に大きく、見ごたえがあったと思う。内容もどういう事柄が起こったかを描写してあったため、とても楽しく読む事ができた。
銅賞2:アニメでもよくある根性論に文字通り皮肉さをつけた作品ではないかと思うが、ちゃんとそこの辺りも描かれており、個人的に好きな作品。
銅賞3:コメディ要素がちらほらとちりばめられている作品で、最後の展開で少し驚かざる得なかった。イントロで予想は出来ていたが、個人的にはその予想が途中で無くなっていった為、最後の展開は衝撃を受けた。

 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にど
  1. URL |
  2. 2013/04/22(月) 20:25:32 |
  3. プラネット #nbW3LLg2
  4. [ 編集 ]

RJ

名前:RJ
自作品タイトル:「ガラスの器」

 --投票作品--
金賞:[B]I wanna be the HERO !!!
銀賞:[A]オブジェクト・シンドローム
銅賞1:[B]雫
銅賞2:[A]灰かぶり
銅賞3:[B]表すは穏やかな海


 --投票理由--
金(I wanna be the HERO !!!:この作品のような怪しいながらも心温まる感じがぶっちゃけめっちゃ好みなんです!読んでいて心動かされ、最後はほんわかとした気持ちで読めたのはこの作品でならではだと思いました。モカ可愛い!

銀(オブジェクト・シンドローム:難しい感じに圧倒していくモノがありました!自分が作品を出す前に読んでしまっていて、これに勝さる作品はできんな…と思わせてくれたガラスの作品としてインパクトが凄かったと素直に思いました。

銅1(雫:イッシュの伝説は誰かやるだろうと思っていたので、この作品が自分の中で光って見えました!違和感なく感情が作品に入り込んでしまいました。

銅2(灰かぶり:いい意味でなんとも言えない気持ちにさせてくれました!自分も隣にいてくれる存在を意識した作品だったんですが、幸せにしてくれてありがとう!と思いました。

銅3(表すは穏やかな海:清々しい感じに書かれていていいなあと思いました!地元もこんな感じの雰囲気なのでなおさら同調したんだと思います。


 --自由感想欄--
さて、以上に投票させてもらいましたが正直投票したい作品は数多くあったんですが、あえて自分が選ぶならと考えて選びました!どれもとてもいい作品ばかりだったんですが、文体や表現よりも感情で選んだ結果なので好みで選んだと割り切って投票しました。
本当は全部に感想を添えたいけれど選ばなかった上でのせるのは少しもどかしさが残るのでやめにします
・・・ごめんなさい
そんなんであえて自分の作品にダメだしすると死をにおわせているけどこいつら生きてます(笑)
  1. URL |
  2. 2013/04/23(火) 18:58:46 |
  3. アルジ #24Z5vVZA
  4. [ 編集 ]

名前:天草かける

自作品タイトル:「【A】ガラスのとりかご」

--投票作品--
金賞:【B】零
銀賞:【A】そこはまるでヨスガのようで
銅賞1:【A】オブジェクトシンドローム
銅賞2:【A】灰かぶり
銅賞3:【B】氷雨に声が届くまで

--投票理由--

金賞:シナリオが壮大でありながら、2万字で話を終えることができたところが凄いと思いました。
ファンタジー要素があり、ポケモンの配役の仕方がとても上手でした。
私もこのような話を書いてみたいです。

銀賞:ポケモンと人間の在り方を考えさせられる話でした。
ゲームでは感じられませんでしたが、この話を読んでからはポケモンの使い方が変わるかもしれません(笑)

銅賞:3作品まとめて理由を述べたいと思います。
3作品ともポケモンと人間、ポケモンどうし、そしてポケモンと物の『愛』について語っていました。
どれも切ないですが、ただ切ないだけの話ではないところが良かったです。

 --自由感想欄--
理由が作品の感想みたいになってしまい申し訳ありません。
今回初参加ですが、この企画はとてもいいと思います。
次また開催されたら、再び参加したいと思っています。
駄文の多い文章で失礼しました。
  1. URL |
  2. 2013/04/24(水) 15:03:08 |
  3. 天草かける #4TvgW23Q
  4. [ 編集 ]

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名前:鈴志木

 --投票作品--
金賞:I wanna be the HERO !!!
銀賞:Fake
銅賞1:敗者
銅賞2:灰かぶり
銅賞3:星降りの誓い旗


 --投票理由--
金賞:I wanna be the HERO !!!
タイトルにまず惹かれ、投稿作品の中で一番最初に読みました。
分かり易く意外性のあるストーリー展開、世界観、魅力あるキャラクター、テンポがよく読みやすい文章など、
短期間でこのクオリティを仕上げるのは本当に素晴らしいと思います。
特にモカとのお別れのシーンは読んでいる自分も涙……。私の中では文句なしの金賞です!

銀賞:Fake
これは本当に面白いです!
投稿作品のストーリーの中ではトップの面白さを誇っていると思います。
サスペンスな展開に、テンポのいい文章が相まってあっという間に読み終えてしまいました。
二次創作の小説で、これほどハラハラしたのは今まで始めてです。
終盤の錯乱する主人公の内面描写から、一気に現実に引き戻されるオチへの流れが特に好きです。
金賞にしようか大変悩みましたが、テーマ的な差で銀賞とさせていただきます……。

銅賞1:
「旗」の着眼点が最も意外で、そこからリアル感のあるストーリーに惹かれました。
一人称の小気味よい文章がお話から漂う哀愁を引き立てていると思います。
こういったポケモンにはあまりない雰囲気の小説は個人的にとても好みなので、銅賞に選出させていただきました。

銅賞2:
良く練りこまれた世界観と、目に浮かぶような情景描写が素敵だと思いました。
日本的で美しい短編ドラマを見ているような雰囲気があり、クライマックスには思わずグッとしてしまいました。

銅賞3:
青春を感じつつも、切ないストーリーでとても気に入っています。
情景もありありと浮かんでくる上、文章のテンポもよく大変読みやすいと思います。
亡くなった子の魂に抱き寄せられるシーンは、読んでいる自分の気分が高揚してました。


 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にどうぞ)

感想だけの初参加でしたが、みなさんクオリティが高くて度肝を抜かれました。
特に情景描写が美味すぎて気後れする……。大変勉強になりました。
次回はぜひ作品を書いて参加したいです。

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  1. URL |
  2. 2013/04/25(木) 15:50:21 |
  3. 鈴志木 #.I912yGU
  4. [ 編集 ]

>>1
【A】オブジェクト・シンドローム

 テーマA「ガラス」って、ただ味気なく言うんじゃなくて、ああいう作品の一部として取り込んでしまうところはすごい好きです。
 読んで最初に思ったのが、もう小学生並みの感想なんですけど「すごい」っていうことでした。
 なんか面白い面白くないじゃなくて単純にすごいって思った。これは自分が小説を書いてるからなのかもしれないんですけど、こういう発想に至るところと、それで書ききってしまうっていうのがすごいですわ。
 0378が割れたとき、ロトムの焦り方が人間臭くて、物々しい語り部とは違うロトムの0378に対する愛を感じました。そこからのめまぐるしい話の展開、スピード感? も相まって後半はかなりサクサク読めました。
 ガラスが割れる、っていうことがあった作品はすごい多いんだけど、そこから別の形に変えるっていうのは他に無いポジティブな点なのでそういう話の展開の仕方も好きです。
 0378っていう番号とかってちゃんと理由があるなら知りたいなあ。
 でもロトムが罪をしたから管理者になってる?ってことがあんまり分からなかった。

>>2
【A】ガラスのとりかご

 とにかくエルフーンが可愛い!
 バカバカバカ以下略は卑怯だわ! ずっこいわ!!!
 でもそんなこと言えてるから体に余裕があるんじゃないかとかちょっと邪推したりしちゃう。
>>それを聞いたエルフーンは急いで手当てしようと、医療道具を探しに部屋を出ようとする。
 とか他にもエルフーンが結構普通に動けてたりするんで、エルフーンは本当に重い病気なのか勘繰ってしまうし、逆にそういう病気感が出る描写がほとんど無かったのもあって気になりました。
 あと、サンダースが若いね! サンダースっていうか書いてる人も若いね!
 「あいつのガラスのとりかごをぶっ壊したい」
 これ言っても通報されない男になりたいもんですわ!

>>3
【A】ガラスの器

 チャンピオンが簡単に連れ去られてしまうってのが少し疑問でした。
 連れ去られるのはいいけれど、主人の方はホカゲを探さなかったの? そういうところを鑑みれば、連れ去られることが活かされてないように感じました。
 それまでは良かったので、読んでて思わず何事かと思ってしまいました。
 リザードンが一人になるシチュエーションならば、むしろリザードンの方が連れ去られて一人になる方がいいんじゃないのかとか思ったり。
 それと文体が一致してないのも気になりました。「~だ」の言い切りの形だと思ったら「~です」「~ます」調になってたり、一人称と三人称がごっちゃになってる箇所があったり。
 そういう点もあって、全体的にチグハグしてるなあ。という印象。

>>4
【B】星降りの誓い旗

 空白が多いなあ、って印象。
 あと、最初に約束の夜って言っておきながら結局約束がなんだったのか言及されなかったのが謎だった。
 説明欲しいところで足りなくて、いらないところで蛇足があったようなイメージがなーんかある。
 歌がキーワードになってるんだから、ジラーチに対して歌う所では歌詞とか欲しかったかな。
 それと最後のタイトルの部分、ぼやかすのはいいかもしれないんだけど読者がそれを汲み取れるようなポイントが無かったから、「ああ、これはきっとこんなタイトルかな?」とかそんなんが全然考えられなくて、作者が考えるのを放棄したようにどうしても感じてしまいます。
 という点からもっとなんか欲しかった! 特に「あいつ」のバックグラウンドとか掘り下げたらいいのかな。
 個人的にはこの主人公、喋り方も相まってめめの中ではホミカで再生されました。あと、オーケストラで歌は関係ないと思います!

>>5
【B】神速の旗

>>サイホーンは岩陰に隠れるとまさしく大地の一部のように見える。異物は自分達人間だけだ。彼らはそのための回避手段として灰色の防具を纏っていた。サイホーンの色と防具が保護色になっている。
 サイホーンも人間も赤い兜つけてる時点でどうなの? って思わざるを得ない。
 サイホーンはサイホーンって言ってるのに、オニドリルはオニドリルと言わないのがどっちつかずだなあ。ってのは思いました。
>>彼ら一族はその風習が時代錯誤のものだと気づく事はない。モンスターボールの呪縛を選ぶよりかは、魔獣を捕らえる事のほうが人道的に思えた。
 恐らくこの小説の主題としてはきっとこれなんだとは思うけど、精読しない限りそれを拾いきれなかった。
 どうしてかを考えたんだけど、確かにモンスターボールの話はあったけど「モンスターボールの呪縛」っていうことに関する具体的な話。いうなれば、モンスターボールが非人道的だって言ってる部分が見当たらなかったのが原因かなと思う。
 でも描写は丁寧で、読んでる間は純粋に引き込まれてました!
 ラライライライ!!

>>6
【B】I wanna be the HERO !!!

 これ17346字って調べてみて「ファッ!?」ってなりました。
 なによりテンポがいい! サクサク読めて、時間が飛ぶ感覚。これぞって感じがします。
 設定も文章もストーリーも何もかもが可愛い! 今回暗い作品が多い中、かえって明るく光りました。気軽に天国いったり地獄いったりそれも可愛い。
 特にこれ最期のオチは分かっててもずるいわ~、って言わざるを得ない。予測可能回避不可能って感じでした。
 ムウマの忘れ物はまだしも、ゲンガーの忘れ物は唐突感があったので伏線が欲しかったなあとちょっと欲張りたくなっちゃう。
 この作品を読んで一番すごい! って思ったのは、二回目読み直した時の序盤の部分。神様からテレパシーをもらうって所を読んで、この段階でモカはテレパシー受けてるんだって分かったときはすごい衝撃的でした。
 やっぱ僕の主観なんですが、こういう読み返したときに再発見というか新しいものを見つけれるような作品ってやっぱり一線を画すなと思います。
 まさしく絵本的な世界観。「らしさ」が滲み出てますね。

>>7
【A】ガラス色の終末

>>「今日やりたいことを、今日のうちにしよう」
 このセリフが素敵。状況が状況だけにすごい重たい。だからこそぼくらにとっても大きい言葉だなあって思いました。
 ガラス細工症候群、っていう言葉選びもセンスがいいなって思いました。ガラス化症候群としたくなるところをあえてガラス細工症候群って語感や響きを大事にするところがセンスがいい!
 他にも文章一つ一つがきめ細かくて言葉の使い方がうっとりしますね。
 心理描写がめっちゃ丁寧で、非常に文学的。それこそガラスのようにキャラクターの情感が透き通って見えるくらい綺麗です。
 これI wanna be the HERO !!!の後に配置されてるのもすごいいいなあ。
 数少ないガラスが割れなかった作品。

>>8
【A】Fake

 打って変わって今度はバッドエンド。まさかガラスでこう持ってくるとは想像しなかったなあ。
 このアール・フォレストっていうのはロケット団関係? 地理的にもそれっぽいからそう感じました。
>>ここから見る街の様子はまるで胃空間で
 異空間の誤字だろうけどこの変換は卑怯。他にも誤字誤変換がちょいちょい見当たりました。
>>森。森だ。森が広がっている。
 この森っていうのがどこを指しているのか。もしくは比喩なのかがちょっと分からなかった。
 森林公園のことを言ってはいないと思うんだけど、最後の最後に気になったかな。
 チリーンを預けた辺りからなんとなくの予想は立ったんですが、そこから急転直下のスピード感が良いですね。
 その森? のシーンのキレイハナ達が迫ってくるシーン。これは読んでるぼくでもちょっとぎょっとしました。
 にしても中毒というかなんというか、怖いですね。ぼくもアルコール中毒手前だったので、なおさら気が引き締まる。

>>9
【A】灰かぶり

 最初の主人公とユリの絡みがすごい好き。灰かぶり可愛い。
 ビードロを主人公のところにわざわざ持っていくところがなおさら愛らしい。たぶんパッチールが今までで一番好きになった。
 余談なんですが、こういう帰郷する話がめちゃくちゃ好きです。
 おそらくぼく自身帰郷の経験がないんでそういうのに憧れる、っていうのと、帰郷する前とする後でのそのキャラクターの違いというか成長がみられるから。
 でも今回の主人公は、帰郷することで成長、というよりも反省でしたね。
 こういった人生においてのターニングポイントを進んで行って変わっていくっていうのは見ていてほっこりしますね。
 割と場面転換が多いけれど、特に苦を感じることなく読めました。
 あと全然関係ない話なんですが、これの感想書いてる時に初めてビードロが実在する楽器っていうことを知りました。こんな音がなるのね! ずっと空想上のなにかと思ってた!!!

>>10
【A】タマムシブルース2013

 今回のめめ。時間が無くて推敲が出来なかったので、その点結構粗い所が目立ちましたね……。
 いつか書き直したいと思ってます。
 元々これは今はもう書いてない長編のネタの一部としてやろうと思ってたことを結構改変して再利用したものです。
 メタモンのトレーナー、っていうネタが前からあって、今回は文合せ出す出さないの瀬戸際だったので無理やり引っ張ってきました。
 ガラス要素が申し訳程度にしかないのと、一人称と三人称が少しグダった、それと何より>>9の灰かぶりといろんな点で被ったのが辛かったです。個人的都合で投稿するタイミングがここしかなかったので仕方ないことだけれども。
 他にも、ストーリーの性質上話というか書き方がややこしくなって読みづらくなったかなっていうのがあります。
 まだまだ小金の稼ぎ方書き忘れたとかいろいろあるんですが、キリがないんで別の機会に。
 久しぶりにちゃんと短編が満足ではないんですが書ききれたので、その点に関しては達成感染みたものを感じています。
 ちなみにタイトルの2013(にぜろいちさん)は完全に語感です。たぶん改訂版でたら2014。

>>11
【B】氷雨に声が届くまで

 人間対ポケモンの小説って悲しい話が多い気がする。
 一番めめが好きだなあって思うのは、0段落のところで漁火、氷雨、風切とキャラクターの名前が出揃ってる(全部出揃ってるわけではないけど)ところ。
 4段落のいろんなポケモンが死んでいるところはテンポがいいのに悲壮感が半端じゃなかったので読んでてすごい悲しかった。
 テーマの使い方なんだけど、反旗を翻す、っていう旗の使い方もなるほどと思いました。こういう使い方待ってました。
 でも、固く願ってるというのには疑問。だって結局叫んだことはヒサメへの愛であって、それが反旗を翻すことに繋がるかどうかっていうのはなんだかなあ。
 個人的には救いが欲しかった。
 てか長老そんな力あるんならそれで人間に対抗できそうなんだけどなあ。

>>12
【B】零

 今度は人と人との争い。様相からしてイッシュの昔話みたいな感じ?
 アキレアが突如いなくなったのはこれ死んでしまったからなのかな。
 読み込みが甘いのか、国旗を持ち出した理由がイマイチ掴めなかったです。
 にしても人間同士の諍いはどうもこう醜く儚いのか。
 流石にこんな惨憺な現場に居合わせたことはないんですが、怖いですね……。
 最後に、彼がコバルオンと手を結んでどんな国を築き上げるのかが気になるところ。
 ところでこのポケモンと話せるっていう設定はまさか……。

>>13
【B】敗者

 旗の使い方としてはこのお話が一番気に入ってます。
>>強いトレーナーは白旗を上げられるトレーナー
 これすごい好きなフレーズです。ポケモンに限らず実世界でもそうだよねって思う。
 長い(重い)作品が連続していただけあって、ここで読みやすい作品が来たのは正直嬉しかったし、なおさら読みやすかった。
 過去の過ちを知ってるからこそそれを知らない誰かに何かを言いたくなるんですけど、向こうからすれば余計なお世話的な感じだったりするんですよね。
 その立場になった今、そういう心境がひしひしと分かります。

>>14
【A】あの空を目指して

 この作品はあんまりにも救いが無くて辛かった。
 いくらなんでも報われなさすぎる……。
 正直めめにはちょっときつかったです。
 希望を与えられ、それを奪われる。っていうこの落差! きつい、きつすぎる。。。
>>醜悪で、醜くて、僕を物としか見ていない瞳を持ったその男が。
 意味被ってまっせ!

>>15
【A】ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。

 ガラス割りそうで割れなかった作品。
 あまりこの主人公が好きになれなかった。
 リアルで見る分なら、心の中をのぞけない分マシだけど、小説である以上心理描写で心の中を見せつけられてなんともいえない気分になった。
 くどいなあって思った。それもあって、全体的にリズムを悪くした感が出てるなあ。
 でもここまで心の様子を機敏に描きとめられるのはすごいと思います。

>>16
【A】ガラス職人

 脱サラして家業を引き継ぐ、っていう話はよく耳にするけどそれのポケモンバージョンって感じでしたね。
 良いと思います。

>>17
【B】もりのはた おやのはた

 話の全体的な雰囲気、いいなあ。
 とはいえ野菜が盗まれる悪戯ってのは結局なんだったんだろう。
 途中で目的とかが完全に入れ替わってしまったから、消化不良ではあるかな。大人たちが野菜泥棒をスルーしてたのも良くわからなかったなあ。
 でもこういう親の子供時代とか青年時代との邂逅ってめめは結構好き。
 タイムパラドックスとかは大丈夫だったんだろうかとかちょっと思ったんですがどうなんでしょう。にしてもこいつらまた森に行くってことは、また時渡りする気か!

>>18
【B】すてぃーるふらっぐ

 これは良く出来てるなあ。途中、マスターとご主人がごっちゃになったんですが、それでもちゃんと考えればついていけました。
 HGSSの話が上手い事リンクしててそこに気付いたときは思わずテンションが上がりました。
 でもチョウジジムクリア後ってもうラジオ塔占拠済みでは?
 さておき、キャラクターがすごい活きてるなあって思いました。たぶん今回の文合せで好きなキャラを何人か選べ、って言われたらこの作品のキャラが集中しそうです。
 ビルもアクセルもバクフーンもすごいキャラが立ってましたね。特にバクフーンのこの成長ぶり! いいなあ!
 ただちょっと良くわからない所があって、マスターとご主人が解散した後にビルがご主人を尾行した際、どうして泣いてるのか良くわからなかった。
 個人的にはマスターがR団だと知ったご主人は、立場的に一緒になれないから泣いたんじゃないかとか想像してるんだけど、たとえそうだとしてもR団だとバレるような描写ってあったのか。それと刑事ってのが一番最後にしか出てこなかったのもあってしっくりこない。
 どういう意味、というかどういうことが実際にあったのか是非とも教えてもらいたい。
 そこだけがどうしても不完全燃焼。

>>19
【A】そこはまるでヨスガのようで

 まさかの連続で警察とガーディ。
 タイトルの意味は良くわからないんですが、この作品自体はかなり好きです。
 どう言葉にすればいいか分からないんですが、もうこういう雰囲気が本当に好きでたまらないです。
 最初の妹のポフィン云々は街が街だけに、ってことかと思えば最後の最後にボディーブローとして効いてくるんですね。
 無駄がない素敵な作品でした。これが読めてめめは満足。
 ところでエヌっていう書き方はどことなく星進一っぽい。

>>20
【B】表すは穏やかな海

 文合せのオチを飾るのに十分な優しい作品でした。
 こういうのいいですよね。都会生まれの都会育ちだからかもしれませんが、こういう話が逆に好き。
 ただ、ラティアスはなんでセイガイハに来てシズイを助けたんだろう。
 どうしてもそこが突っかかりましたが、ルギアに頼まれて来た?
 あと青海波ってそういう意味があったんですね。○○。○○ブルーウェーブ!

自作品タイトル:「タマムシブルース2013」

 --投票作品--
☆金賞
 「I wanna be the HERO !!!」
 オチが一番好きです。
 切ないけど優しい、そんな所が頭一つ他よりも抜き出ていたと思います。

☆銀賞
 「そこはまるでヨスガのようで」
 正直死ぬほど金にするか銀にするかで迷いました。
 このなんともいえない後味の悪さ。ほんと大好きです。フリークスだからしょうがないね。

☆銅賞
 「ガラス色の終末」
 3位。
 無駄のない美しい流れ。惚れ惚れしました。ただ、この位置にいるのは金銀の方が好みだった、としか言えないです。

 「敗者」
 4位。
 これは題材がすごく気に入りました。こういう痛みを知ってそれを活かすっていうのがたまらないです。

 「すてぃーるふらっぐ」
 5位。
 キャラクターがすごい好きだった。是非ともこれはもう少し読みたい。


☆おまけ:銅賞に届かなかった作品
 「灰かぶり」
 ちょっと自分の作品と被ったのもあったのか、いろいろと良いなあと思わざるを得なかった。
 勉強にさせていただきます。

 「氷雨に声が届くまで」
 虚しさがすごい出てた。自分ではこういうのが書けないや。それと、旗の使い方もいいなと思った。 

 「オブジェクト・シンドローム」
 今までにない奇抜さがすごい目を惹きました。これ、いやもうなんていうかすごいなあ。これもまためめは絶対に書けそうにない。

 他にもあと数作ありますが割愛。

☆総評

 すごいですね。企画全体に対しての総評は、公式の方でやるのでただの一読者としての総評としておきますが、本当にすごい。
 去年一年で結構メンバーの入れ替わりがあった中での初企画。
 ポケノベもとうとうこんなとこまで来たのかと思いました。
 相変わらずテーマの使い方が面白いのもあったりして良かったなあ。ただ、ガラスは割れ過ぎでしょう(笑)
 今回は傾向的には一次創作が一作しかないのも驚き。
 それとまた、ちょっと暗めの作品が多かった気がします。死亡率は40%と平均或いはそれ以下なんですが、数字以上にきついものが多かった気が。
 文章に差が無かった以上、好みで選んでしまいました。なんだかもうめめの作品がこんなかにいることがおこがましい。
 楽しませていただきありがとうございます。


 なお、今回ここに感想が収まりきらなかった作品が結構ありました。
 ここでは割愛しますので、聞きたい方は直接めめまで
  1. URL |
  2. 2013/04/27(土) 03:05:36 |
  3. 照風めめ #S5yfqSqs
  4. [ 編集 ]

 --投票作品--
金賞:【A】灰かぶり
銀賞:【A】オブジェクト・シンドローム
銅賞1:【B】神速の旗
銅賞2:【B】敗者
銅賞3:【A】ガラスの器


 --投票理由--
金賞:主人公とパッチールの関係性が好き。グッドエンド。
銀賞:HTML言語直打ちが面白い。
銅賞1:モンスターボールではないリアルファイトがお気に入り。
銅賞2:暗いけど分かるような話。最後の生中に救われた。
銅賞3:ヒトカゲが好きなもんで。全体的に明るめな雰囲気が好きだった。

 --自由感想欄--
特筆なし
  1. URL |
  2. 2013/04/27(土) 16:31:06 |
  3. 月光 #V4Vpadxc
  4. [ 編集 ]

テンプレ投票です。

名前:来来坊(風)
自作品タイトル:「そこはまるでヨスガのようで」

 --投票作品--
金賞:「すてぃーるふらっぐ」
銀賞:「オブジェクト・シンドローム」
銅賞1:「I wanna be the HERO !!!」
銅賞2:「タマムシブルース2013」
銅賞3:「表すは穏やかな海」

 --投票理由--
金賞:何より最後の数行で持っていかれました、三匹の運命を思うと心動きます。
銀賞:思い切った文体のように感じましたが、ストーリーを読み込むと特に違和感も無く、それぞれのキャラクタのおかれた立場も非常に面白かったです。
銅賞1:物語としてしっかりとしていました、二万字と言う制限の中で目一杯楽しみました。
銅賞2:この作品も物語として非常にまとまっていました、メタモンがそのまま人間に化けて生活しているという設定はある様で見たことがなかったので楽しめました。
銅賞3:物語もしっかりとしていて、テーマも良かったと思います。その文ストーリーに起伏が無いように感じてしまったので今回は銅賞にさせていただきました。
  1. URL |
  2. 2013/04/27(土) 23:37:02 |
  3. 来来坊(風) #AVNby.KY
  4. [ 編集 ]

名前:海
自作品タイトル:「零」

 --投票作品--
金賞:I wanna be the HERO !!!
銀賞:ガラス色の終末
銅賞1:すてぃーるふらっぐ
銅賞2:Fake
銅賞3:敗者


 --投票理由--
金賞:銀賞とどっちにするかすごく迷いました。でもこの読ませる勢いがすごく大好きでした。今回の全体の傾向として暗い作品が多かった故、猶更光るものがあったように思います。文字数の多さを思わせない展開力やリズム感は素晴らしかったです。こんなものを書いてみたい。
銀賞:金賞との差は好みとしか言い様がありません。物語の完璧さや精密さといえばこちらの方が勝るものがあると思います。でも金賞の作品の方は私が好きでした。だから限りなく金賞に近い銀賞ということで……。
銅賞1:この言葉のノリや全体のとんとんとした軽快な流れが楽しかったです。描写も素敵なものがたくさんあって魅力的でした。
銅賞2:描写の固さが好きでした。それによる全体に漂う不気味さが良かったです。
銅賞3:テーマの使い方に脱帽です。その点では全体を通して一番好きです。素敵なセンスです。

 --自由感想欄--

 すいません後から書かせていただきます多分29日か30日には……!
 金銀銅の順に関しては基本的に私の好みの差と思ってください。



 一年ぶりの企画ということで今回も楽しませていただきました。にじファン事件後たくさん人がポケノベに来てくださってからは初めての企画ということで、わたぬけさん照風めめさんも大変なこと、多々あったと思います。楽しむことができるのは、企画を始める人、管理してくださる人がいるからこそ。そう実感しました。ありがとうございました。お疲れ様です。
 今回の企画をきっかけにいろんな方の小説を読むことができたので、またそれを足掛かりにいろんな小説を読んでいきたいものです。
 自作品に関しては語りたいことがたくさんあるので、また別の場所で発散できたらな~と思います。
 ではでは!
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 02:37:56 |
  3. 海 #0ruVQ30U
  4. [ 編集 ]

投票

名前:小樽ミオ
自作品タイトル:(作品参加なし)

 --投票作品--
金賞 : オブジェクト・シンドローム
銀賞 : もりのはた おやのはた
銅賞1 : I wanna be the HERO !!!
銅賞2 : 氷雨に声が届くまで
銅賞3 : そこはまるでヨスガのようで


 --投票理由--
●金賞(オブジェクト・シンドローム)
いちばん心躍る作品でした。「静物」としての感覚を得つつ淡々と職務をこなしていたはずのRotomが、0378の体が砕かれたと同時に戒めをもかえりみず激情に突き動かされるシーンは真に迫ったものでした。これだけの情報量を文章中に詰め込みながらも読みにくいということが全くないところも驚くばかりです。そして何よりこの結び方が大好き。あの激情を見せられたあとの「ホコリの世界へさようなら」のリフレイン、それから大切に残した欠番……じんと心にしみわたって残りますよね。ギャップも相俟ってことさら美しく見えました。読了後の余韻の心地よさに、「金賞はこれだ!」と心に決めました。

●銀賞(もりのはた おやのはた)
和語と漢語のバランスが絶妙。ストーリーと相まって軽快で胸が高鳴るテンポを創出しています。作者の方の言葉選びへの大変なこだわりを感じました。三人称小説でこのテンポの良さはなかなか作れるものではないと思います。ノスタルジーを感じさせる時の旅、「旗」が果たす役割が全作品中随一でした。まさしく「旗」なくしては成りえなかった物語だと感じます。お見事でした!

●銅賞1(I wanna be the HERO !!!)
かわいい! ポケモンの魅力いっぱいの作品でした。主要な登場人物として五人の人物がいながら、その誰もが霞むことなく描かれている点、相当に工夫を凝らされたのだと思います。それにしてもゲンガーの本当の姿は読めなかった……! 「旗」はちょっと触れただけなのかと思ったのですが、最後にこの回収(?)の仕方は、旗なくしてはもうひとつの物語が始まらない! と思わせるに十分なものでした。ずるいなあ。

●銅賞2(氷雨に声が届くまで)
人間に抗うポケモンの結束という構図が昔から好きで、第一幕の集会で一気に引き込まれました。和語の名を持つキャラクターたちも世界観の創出に一役買っていましたね。争いを目前としていることを忘れさせるようなヒサメの可愛らしさ、そしてそれを容赦なく突き崩す現実。展開が読める部分もありましたが、いい点の方が多くて気になりませんでした。「反旗」というキーワードをもっとちらつかせるとより「旗」の印象が強められたのではないかと思います。

●銅賞3(そこはまるでヨスガのようで)
ブラック・ホワイトのストーリーを通して多くのプレイヤーが人間とポケモンとの関係を見つめ直すことになったと思うのですが、この作品でもまさにそうだったと思います。「ステンドグラスは等しく文字の読めないポケモンのためのものでもある」と言われたときに、人間を中心に物事を考えている存在の自分に気付いてハッとしました。長編小説の一話のようで先が気になるところではありますが、「イケズと同じように釈然としない気持ちを抱いたまま、読者にも答えを考えてほしい」という意図が込められているのでしたら、これは作者の方の大成功なのではないかと思います。

 --自由感想欄--
 まず最初に、参加者のみなさま、お疲れさまでした。今回は20もの作品が出揃い、全体的にどれもレベルが高く読みごたえがありました。感想を書かせていただく中で学ぶこともとても多かったです。
 取り急ぎ投票だけを先に済ませ、それ以外の作品の感想も随時追記できればと思います。今回も本当にお疲れさまでした、素晴らしい企画をありがとうございます!
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 10:20:20 |
  3. 小樽ミオ #6k3ajpaE
  4. [ 編集 ]

投票

名前:曽我氏
自作品タイトル:「氷雨に声が届くまで」

 --投票作品--
金賞:星降りの誓い旗
銀賞:あの空を目指して
銅賞1:fake
銅賞2:オブジェクト・シンドローム
銅賞3:I wanna be the HERO !!!


 --投票理由--
金賞:ライトな文体に反してとても濃密な内容でした。すっかすかという意味ではなく分かりやすいという意味でのライト。語り口の軽妙さがそれをさらに引き立ててます。
 一行目から最後まで読みやすいという素晴らしい構成力と飽きが来ない言い回し、そして甘酸っぱく尾を引く内容のトリプルパンチ。もうたじたじ。非常に読んでいて面白かったし、また読み返したいと心から言える作品でした。
「なぜなら大人たちは~」の一文がなかなかに考えさせられました。感服です。大好き。

銀賞:うわあ……。から始まってうわあああああああ! で終わる作品でした。確かにに色違いって、僕らから見たらレアものですけど同種族的には気持ち悪いですよね。僕だって肌の色がレインボーな人間を見たら「うわっ」てなりますもん。
 素敵な絶望物でした。最初から最後まで一片の救いがない。チラーミィがどうしたら幸せになれるか考えたんですけどまず生まれるところからやり直す必要がありそうですよね。来世ではどうか幸せに。こういう絶望が書いてみたいとナチュラルに思いました。

銅賞1:いい感じにぞくっとしました。主人公のガラス細工に対する執着心が怖い。どんどん狂っていくさまが怖い怖い。三行目ぐらいで嫌な予感はばりばりしてましたがもうその通りの作品でした。
 投票の期限上さらっと流し読みするだけに留まってしまったのですが、タイトル含め色々と解釈の余地がありそうでした。捻じ曲がった愛の行く先ってこんな風なんだろうなと。また腰を据えて読み直したいです。

銅賞2:ド初発からとんでもない作品(褒め言葉)でした。冒頭のhtmlタグでどういった世界観なのかを綺麗に説明しつつ締めに繋げるという高等テクには舌を巻くばかり。全作品を通して一番「読ませる力」が高かったと思います。文字数は多めの方なのにすらすら読めて全く疲れない。そしてラストのきっちり締めた感がぷんぷん漂ってきてテンションあがるあがる。
 なんだろうこのかっちりした感じ、好きです。

銅賞3:やっぱりジュペッタは可愛かった。というかゴーストタイプ可愛かった。それは知ってたけどもっと好きになりました。そんな作品です。
 描写全体が非常にポップ。どうしてもややこしい言葉を使いたがる自分にとっていい薬になりました。非常にわかりやすく好感が持てます。そしてやっぱりジュペッタは可愛かった。
 匂わせつつ締めるラストもいい感じでした。やっぱりジュペッタはかわいかった。
 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にどうぞ)

また後日追記します! 申し訳ありません!
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 12:14:31 |
  3. 曽我氏 #wYbUnLAo
  4. [ 編集 ]

名前:逆行
自作品タイトル:「ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。」

 --投票作品--
金賞:零
銀賞:オブジェクト・シンドローム
銅賞1:星降りの誓い旗
銅賞2:ガラス色の終末
銅賞3:あの空を目指して


 --投票理由--
金賞:めっちゃわくわくしながら読んでました。話でが壮大でかつ、細かい描写が光っていました。ポケモンの世界観を生かしつつ、オリジナルティがあり面白かったです。
銀賞:いきなりすごいのがきたなと。HTML文ってだけでもすごいのに、ロトムをこのように使ってくる発想は圧巻でした。
銅賞1:好みでいったらこれが一番ですね。主人公と彼とは依存関係が、良く書けていたと思います。ただ、ちょっと改行のレイアウトがよくなかったかなと。
銅賞2:話のオチをさきに描く。それがかなり効果を発揮していました。独特の喪失感を引き出していました。
銅賞3:いやー突き落としましたねー。所謂「上げて落とす」のパターン。タイトルとのギャップが非常にきました。ただ、中盤ちょっと長かったかな。石化するまでのくだりとか、そんなに長く書かなくても、と思いました。
 
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 17:43:16 |
  3. #0F07LyYY
  4. [ 編集 ]

BoB
投稿はしていません

金賞:I wanna be the Hero!!!
銀賞:氷雨に声が届くまで
銅賞1:タマムシブルース2013
銅賞2:ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤
銅賞3:すてぃーるふらっぐ

投票理由
金賞:ポップなつかみにコミカルなストーリー。そう思わせておいてから急にモカとお別れして切なくなって、最後に少しほっこりして終わる。そんなギュっと詰め込まれた展開に心を動かされました!
銀賞:残酷な現実に立ち向かうポケモン達。彼らの描写が、鋭く刺さってくるような感覚になりました。読んだ後にも強く印象が残っていました。
銅賞1:シンプルながら力強いストーリーに惹かれました。描写にもリアリティがあって好きです!
銅賞2:自然と感情移入して読めました。 心理描写に勢いがあって良いなぁと思いました!
銅賞3:とにかく熱いです! 一人一人のキャラが濃くて、わくわくしながら読めました!

以上、時間が無くて滑り込みな上に、投票作品に簡単な感想を書いただけというお粗末な物となってしまいましたが、投票させていただきます!
今回はどれもレベルが高くて、読んでてひっくり返りそうになったり、思わず声を上げてしまったり… とても楽しかったと同時に、皆さんの創作能力の高さに打ちのめされた回でもありました!(汗)
1つ1つに感想を書くことが出来れば良かったのですが、締め切りに間に合わなさそうなので、またの機会に、ということでお許し下さい。
いつになるかは自分でも分かりませんが…←
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 22:24:30 |
  3. #8908lz9E
  4. [ 編集 ]

平成ポケノベ文合せ2013~春の陣~ 投票

名前:tyuune

 --投票作品--
金賞:Fake
銀賞:I wanna be the HERO !!!
銅賞1:氷雨に声が届くまで
銅賞2:灰かぶり
銅賞3:オブジェクト・シンドローム


 --投票理由--
金賞:ストーリーの切なさ、描写の美しさの為。
銀賞:キャラのすばらしさ、独創的な発想の為。
銅賞1:キャラのすばらしさ、演出の為。
銅賞2:キャラのすばらしさ、暖かなストーリーの為。
銅賞3:文章の素晴らしさ、躍動感の為。

 --自由感想欄--


1,Fake

 読み始めてまずはじめに素晴らしいと感じたのは、その卓越した文章の技術でした。ガラスの美しさ等々が、リアルに脳裏に浮かんできます。緻密な情景描写が主人公の心情描写と共にバランスよく、美しく凝縮されている事には脱帽せざるを得ません。読み進めるうちにみるみる物語に惹き込まれてゆきました。
 そして一番私が素晴らしいと思った点はストーリーそれ自体です。自分の過ちに気づいた主人公がチリーンを連れ戻しに行く点、そして破滅的な結末を迎えてしまう点が特にインパクトが大きく、印象に残り、読み終わったときには暫し自失しておりました。
 ガラスのような幻想的な美しさと儚さを兼ね備えている素晴らしい小説だと強く感銘を受けましたので、金賞に据えさせていただきました。

2,I wanna be the HERO !!!
 
 なんといってもキャラが素晴らしいと思います。モカ、ムウマ、ゲンガー、ヤミラミが非常にかわいらしい。読み進めているうち、キャラが脳内で駆け回っているかのような感覚を覚えました。ちなみに、私が一番好きなキャラはヤミラミです。一匹ください。
 設定も大変独創的で面白く、ラストに関しては本当に良かったと思えるハッピーエンドで思わず胸をなでおろしました。
 また、私が一番感銘を受けた点は、人間とポケモンで隣同士に立つという点です。従えるのではなく、友達としてそばにいるたっくんとモカが大好きでたまりません。
 残念な点としては、後半の急展開で少々急ぎすぎ、詰め込みすぎな印象を受けたことでしょうか。
 とはいえ、キャラと設定がとてもよかったと思え、総合的に素晴らしい出来だと思えました。なので、銀賞に据えさせていただきます。

3,氷雨に声が届くまで

 ヒサメが素晴らしいです。彼女のキャラがかわいらしく、命の灯火が消える姿が切なく、心に鮮明に残りました。
 また、ラストの演出は見事と言うほかありません。タイトルもしっかりとそれに準じていて好印象です。
 惜しむらくはネイティオが無駄死にに思えたことでしょうか。もうちょっといい手は無かったものか……。
 とはいってもヒサメがいいキャラをしていて、読んだあともしっかりと心に残ったので、この順位とさせていただきました。

4,灰かぶり
 
 タイトルにもある灰かぶり、彼のキャラが非常に立っていると思われます。一挙手一投足に目を惹かれます。出会いのシーンとか最高です。主人公の心情描写と共に素晴らしいと思えました。
 ラストはほんわかとしていて、心があったかい気持ちになりました。最後の一文とか大好きです。ただ、灰かぶりにのこされた時間が少ないということが残念でなりません。
 なんとも温もりにあふれたストーリー、灰かぶりのキャラに感銘を受けましたので、この順位とさせていただきました。
 
 
5,オブジェクト・シンドローム
 
 今回のトップバッターの方。この小説最大の特徴は、やはり文章だと思われます。私などにはどうあがいても書けない独創的で濃厚な文章。
 惜しむらくは専門用語が多すぎるせいで一歩一歩読みとどまらざるを得ず、テンポを崩してしまう点でしょうか。情報工学専攻の私でも少し目が泳いでしまいました。
 好きなシーンとしては主人公が0378を助けるために現実社会へ飛び出るシーンです。彼の心情、焦りが伝わってきて、こちらまでハラハラしてくる躍動感のある文章でした。
 非常に質の高い文章に感銘を受けましたので、この順位とさせていただきます。
 
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:14:02 |
  3. tyuune #bAOD03A.
  4. [ 編集 ]

投票

 まずはごめんなさい! 感想間に合いませんでした。
 後ほど追加させていただきます。お騒がせして申し訳ございません……。
 それでは、気を取り直して投票したいと思います。投票した作品につきましては感想が仕上がりましたので、お暇がございましたらご覧下さい。


名前:ホープ
自作品タイトル:「あの空を目指して」

 --投票作品--
投票
金賞:『氷雨に声が届くまで』
銀賞:『灰かぶり』
銅賞1:『タマムシブルース2013』
銅賞2:『I wanna be the HERO !!!』
銅賞3:『Fake』

 --投票理由--
金賞:『氷雨に声が届くまで』
 投稿お疲れ様でした。まずは素晴らしいの一言! 非の打ち所なしでした。最後の『ヒサメに声が届くまで』というオチに胸を打ち抜かれたのが金賞にした一番の理由です……!
 ヒサメとカゼキリのやり取りからヒサメがどうなるかはなんとなく察しがついておりましたが、そこからもう一転させてくるのはさすがの力量ですね……!
 また、情景描写が本当に森っぽくて素敵だなと感じました。自分は森といいますとどこか神秘的なものを思い浮かべがちなのですが、そうじゃない気の滅入るような森の雰囲気が上手に醸し出されていたかと思います。今回の作品のストーリーとマッチしていて、本当にいい描写だなあと。
 素晴らしいあまり、実はミスがないかを確認するため一度音読しました。一箇所だけナギリの死体がイサリビの死体になっているのを除けば、ミスはなかったかと! でも好きですし、他の文章のレベルも高いので文句なしの金賞です。

銀賞:『灰かぶり』
 投稿お疲れ様でした。ビードロを題材にした作品がひとつやふたつくらいは来るだろうと思っていたのですが、この作品はその想像の軽く上をいく衝撃を与えてきましたね……。どうしてこんな素晴らしいお話が思いつけるのでしょう……!
 灰かぶりと俺の対比がとても特徴的なお話ですよね。文章においても過去と現在を交互に語っているようで、かなり対比を意識して作られた作品ではないかなと思っております。
 それに加え、話自体を紐解いていきますと、どちらかというと平凡に属すお話なのではないかと思うのです。主人公がガラス職人の息子ということ以外は、誰にでも起こり得る話だけで構成されていますし。それなのにこんな大きな感動を与えてくるその力量がとっても素晴らしいと思うのです。自分はまずこんな芸当できないので、すごいなあと。
 最初は金賞で投票する予定だったのですが、ごめんなさい。どうしても金賞を入れたい作品ができてしまったので銀賞にさせていただきました。
 その技量と、お話の面白さ、文章の緻密さ、そして描写の美しさ。全てにおいてハイレベルで構成されているこの作品は、入賞するにふさわしい作品だと思います。

銅賞1:『タマムシブルース2013』
 投稿お疲れ様でした。メタモンもといサクラ、いやサクラもといメタモン……? とにかく、メタモンの健気さと作品に張られた伏線の絶妙さに心を打たれた作品でした!
 最初はメタモンの健気さだけで銅賞に選んだのですが、読み返すと伏線が至るところから出てきてすごく衝撃を受けましたね……。
 またこの作品の主人公は俺と捉えていますが、俺の挫折の仕方がありそうで怖いなと思います。人間、夢がないと堕落するところまで堕ちるものなのですね。
 文章は手馴れた印象でした。書くところは書く、書かないところは省くと取捨選択が上手な感じです。お話がすんなりと進んでいたのでこの文体は作品に良い影響を及ぼしているかと!
 銅賞は本当に悩んだのですが、一番銀に近い銅賞でした。これだけはいくら再考しても銅賞から溢れなかったです!

銅賞2:『I wanna be the HERO !!!』
 投稿お疲れ様でした。暗いお話の多い今回の企画の中では比較的明るめのお話な一作だったと思います。
 まず、何かといいますとモカ君始め登場人物がとても可愛いのですね。はい。仕草、言動の細部にまでこだわっているのがひしひしと伝わってきます。可愛いだけかと言われればそうではなく、格好よかったり、キャラごとに独特な味付けが加えられていたりと、キャラクターに力を入れられていたのかなと思います。
 また、会話表現が独特だなと感じます。それでもすんなりと読み込めるのは、文章が自然に連なっているからかと!
 ストーリーも素敵でした。モカたちゴーストポケモンの『忘れ物』探しを軸にしつつ、語るべき伏線はしっかりと書き込んでいあって、最初に読んだときはモカとの別れのシーンで泣きそうになりましたね……!
 それでいてそこで終わらずにアフターストーリーを語るのはいいなあと思いました。ここは読む方によっては蛇足だと感じる方もいらっしゃるかもしれません……! ですが、自分は好きです。
 キャラ、ストーリーと共にとても作り込まれていると感じたのが投票する一番の理由です……! もちろん、描写も素晴らしい点があって書ききれないのですけれど!

銅賞3:『Fake』
 投稿お疲れ様でした。暗い話が多い中、この作品は何とも言えない後味の悪さを醸し出していて、とても記憶に残った作品です。
 主人公がガラス細工に魅了されてどんどん堕ちていくのが素晴らしいですよね! その過程からもう嫌な結末を迎えるのは想像していたのですが、確実にそれを上回ってくる終わりでした。アール・フォレストのガラス細工を製造する過程なんか、想像するだけでうひいいってなりますよね……! あの感触は忘れられないです。
 投票理由といたしましては、先ほどの述べた堕ちていく過程が本物のそれを見ているみたいで現実味があったという点がひとつ。もう一つは、後半の畳み掛けるようなガラスの森の描写に魅了されたからです。
 いまいち何が起こっているのかを把握できませんでしたが、それでもあの場面の描写は恐ろしく、何かが起こっているのが確実にわかって、ただただ魅了されました。
 その二点が銅賞に投票した理由です。
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:14:32 |
  3. ホープ #3fWD/htI
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名前:穂風湊
自作品タイトル:「表すは穏やかな海」

 --投票作品--
金賞:あの空を目指して(14)
銀賞:灰かぶり(09)
銅賞1:オブジェクト・シンドローム(01)
銅賞2:神速の旗(05)
銅賞3:氷雨に声が届くまで(11)


 --投票理由--
金賞:読み終わった直後の読後感が凄かった作品でした。茫然自失――という言葉がぴったりだと思います。今日はもうこの話を読めたから満足、と思うほどでした。
色違いとして群を追い出され、人間に捕まり、モノとして心を捨て、そして最後に空の下へ。
とても中身の濃い話でした。今回の中で一番印象に残りました。

ゾロアが来て救いの兆しが見え始め、けれど屋敷から外へ飛び出すシーンから、早く首輪を外してと願っていましたが、叶わずの思いでした。やはり上手く物事は運ばなかったですね。その時は思わず手で口を押さえてしまいました。

それほど話の中にのめり込んでしまい、この話には引き寄せる力があったと思います。

銀賞:話の中で明るい場面と悲しい場面の起伏が激しい作品が多い中、「灰かぶり」はいい意味で落ち着いて読むことが出来ました。過去と現在を行ったり来たりする構成は、波に揺られるようで心地良かったです。
特にラストシーンの読み心地は今回の中で一番でした。
灰が舞う草むらの中で主人公とパッチールがふたりだけ。そこにビードロのぺこんぺこんという音がアクセントとなり――、寒色系の色に染まる絵が、とても温かく感じました。
ただいまパッチールの好感度が上昇中です。
("灰かぶり"と聞いて、最初はシンデレラの話かなと思ってしまいました(笑))

銅賞1:モノと生物が話せる不思議な世界をもっと読んでいたかった、というのが読後の感想です。そう思えるほど、新鮮で不思議な世界でした。
最初に記号群が現れたときは驚きましたが、続く心地よいテンポで進められる文章で、どんどん話の中に引き込まれていきました。
別れからの急転直下にはどうなるかとハラハラしました。そして最後に救いがあった時には、つい胸を撫で下ろしました。
素敵な作品だったと思います。

銅賞2:今回の企画の中で特に文章力が抜き出ていたと思います。ウインディとの戦闘のシーンはカッコよかったです。
儀式の内容も良く作られていて、場面の様子がよく伝わってきました。

銅賞3:

 --自由感想欄--
ガラスのとりかご(02):若干擬人化が入ってる小説でしょうか。
幾つか疑問や引っかかりを感じてしまいました。
桜の木の枝からエルフーンに会っているはずなのに後ろにスイクンがいる、や、令嬢という役職のエルフーンなどがそうですね。

話は今回の中で数少ない明るめの内容で、平和な心持で読めました。

ガラスの器(03):これがポケモンの話! と思えるような作品でした。
旅立ち、成長、そして別れ。
ホカゲの純粋な明るい性格は読んでいて微笑ましかったです。
そして、時間が次々に経過していくのを、淡々とした文章にならずに書けるのは、真似していきたと思いました。

星降りの誓いの旗(04):最後の部分をタイトルに託す、という構成は好きです。星降りと聞くと、その単語だけでワクワクしてしまいます。
星明かりの下歌うシーンは素敵、なのですが、主人公の女の子に感情移入が上手く出来ず、物足りなさを感じました。
序盤に主人公が一人語りをしていますが、反発が多かったように思います(「だけど」など)。
綺麗な話の中で清純なヒロインの話を紡いでも、また逆に物足りなさが出てくるかもしれませんが、ケッあたりで、性格悪いな、と思ってしまったのが僕の中での読み辛さの要因でした。

I wanna be the HERO!!!(06):全体を通して暖かな雰囲気の作品でした。
なんとか問題を解決しようとするたっくん、無邪気なジュペッタのモカ、いたずら好きなムウマ。それぞれのキャラが可愛らしくて好きです。もちろん男前(?)なゲンガーも、何を考えているのかよく分からないヤミラミも。
ラストも心地良い感じで締めていたと思います。

零(12):ラストの旗を立てる場面、格好良かったです。
あれほどのものを見せられたら、鉄心のコバルオンでも心を動かされてしまいますね。
時と共に変わる、主人公の心情の変化の様子も良かったと思います。

敗者(13):審判を主人公に持ってくる話は斬新で、だからこそより展開がどうなるか気になりました。
確かに、無情に敗北を告げる審判にも様々な葛藤がありますね。誰だって負けるのは嫌だし悔しい。それを宣告する時、何かしらの思いを持っているでしょう。

過去の自分の失敗を繰り返させないために審判になった、という動機には納得しました。敗者寸前の挑戦者、特に子供は負けを信じたくない、とポケモンに無理をさせてしまいそうです。それを止めるために審判がいる。そんな役割もいいですね。
飲み屋で現在と過去を行ったり来たりする構成も好きです。

すてぃーるふらっぐ(18):デルビル、ガーディ、マグマラシ(バクフーン)それぞれのキャラが立っていて、読んでいて楽しかったです。
題材のポケスロンは、「そこがあったか!」と意表を突かれました。あれも"旗"でした。全く思いつかなかったです。
一つ気になったところとしては、最後の展開が急かな、と思いました。最初にそれらしい事は仄めかしてありましたが、もうワンクッション欲しかったです。
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:17:56 |
  3. 穂風湊 #-
  4. [ 編集 ]

名前:コメット
自作品タイトル:「もりのはた おやのはた」

 --投票作品--
金賞:オブジェクト・シンドローム
銀賞:氷雨に声が届くまで
銅賞1:Fake
銅賞2:敗者
銅賞3:ガラス色の終末


 --投票理由--
金賞:純粋にアイデアも文章も好きでした。読んでいて一番展開が読めず、それでいて読み進めていくうちに世界観に一気に引き込まれていきました。物と会話できる、という設定を上手く使っているなあとも思いました。
銀賞:情景描写がものすごく好みでした。登場人物のキャラもそれぞれ立っていて、思わず感情移入してしまう場面もありました。ものすごいバッドエンドですが、こういう終わり方もありなのだと思い知らされました。
銅賞1:テーマの組み方が大変お上手だと感じたのと、結末まではらはらさせてもらったというのが理由ですね。チリーンが登場した辺りで少し予想はついたのですが、最後は予想外すぎて……。
銅賞2:どんな感じと言われると表現が難しいのですが、とにかく雰囲気が気に入りました。シリアスでもなく、ほのぼのでもなく。でも、さりげない語りが何ともツボに入りました。
銅賞3:ざっくり言ってしまうと読了感ですかね……。切ないお話の中に暖かいやり取りがいくつもあって、ハッピーエンドじゃないながらも読んでいて気持ちよかったです。

先に投票だけ済ませてしまおうと思ったので、理由も大変短いものとなってしまって申し訳ありません。後日改めて感想を投稿させていただきたいと思います。
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:45:55 |
  3. コメット #jW3sEwz.
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文合せ2013投票

名前:乃響じゅん。
自作品タイトル:非エントリーです。

 --投票作品--
金賞:12「零」
銀賞:5「神速の旗」
銅賞1:1「オブジェクト・シンドローム」
銅賞2:13「敗者」
銅賞3:19「そこはまるでヨスガのようで」


 --投票理由--
金賞:描写、展開ともに非常に繊細で、作品から力強さを感じました。
銀賞:五人組のやり取りがクールでした。漢を感じました。かっこよかったです。
銅賞1:懐かしい気持ちになりました。あとテーマ表記の仕方が熱い。
銅賞2:当たり前のことを当たり前に言う。それができる人って案外少ないんですよね。
銅賞3:空気感が独特でした。

 --自由感想欄--

1「オブジェクト・シンドローム」
動けないはずのモノたちの、儚い感情。その小ささが愛おしくなるような作品でした。映画ミュウツーのアイツーとの絡みを思い出します。ポケモンの要素、ガラスの特性の使い方も巧みです。秘密基地は大好きなシステムだったので、色々と蘇るものがありました。ルビサファリメイクはいつ来るんでしょうか……。
ロトムが一体何をしてここに閉じ込められているのか、あまり感情移入出来ないうちに進んでしまった感がありました。もう少し触れてほしかった。
ツボ度:★★★☆
インパクト:★★★☆☆
文章の安定感:★★★★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★☆

2「ガラスのとりかご」
病気のエルフーンを助けに行くサンダースの心温まるお話でした。やりたいことはあるけれど風呂敷の広げ方に悩まれたのかな、という気がします。この話の根幹をどこに据えるか。現状で考えるなら、ラムパルドのエピソードはカットして、エルフーンが健気にサンダースの帰りを待つシーンを綿密に描いた方が話としてまとまりが出るかなぁ、と思いました。治ってからの幸福なエピソードは文句なしです。
ツボ度:★★★★☆
インパクト:★★☆
文章の安定感:★★☆
展開の巧みさ:★★
尖り度:★★★☆

3「ガラスの器」
初代ポケモンモチーフのヒトカゲのお話。心情、かわいらしさが伝わってきました。
ですが、展開が唐突だったなぁ、という気がします。ご主人がなぜ、何のためにさらわれたのかの描写が一切ないので、感情移入しにくくなっている気がします。読者を引き込むにはやはり具体性が必要になってくるのではないでしょうか。それから、途中で一部分だけ一人称から三人称に切り替わっているのも一貫性を欠いて読みにくくなる要因になっていると感じました。
ツボ度:★★★
インパクト:★☆
文章の安定感:★☆
展開の巧みさ:★☆
尖り度:★★☆

4「星振りの誓い旗」
死んでしまった友人(以上恋人未満)に届けたい思いが本当に届いてしまう、奇跡のお話。死者と現世を繋ぐ、こんなジラーチもアリですね。
首を傾げたくなるような描写が散見されました。旗に対して生きている(旗の生き死にって何だ?)、という表現ですとか、願いは努力の果てに辿り着くもの(叶うもの、では?)ですとか。言葉に対する細かい考察を重ねていくと、もっと良くなると思いますよ。
ツボ度:★★☆
インパクト:★★★
文章の安定感:★☆
展開の巧みさ:★☆
尖り度★★☆

5「神速の旗」
成人の儀としての狩りを行う五人の物語。ストーリーも分かりやすく、世界観にすっと入っていけました。何だかちょっと進撃の巨人を思い出しました、と言ってしまうとミーハーかな?笑
ひたすら面白かったです。五人のやり取りもクールでした。部族の抱える問題や外の世界をモンスターボールの技術の違いと絡めて語るのが巧かったです。朱い獣は一体何だったのか明らかにならなかったのが残念。ウインディですかね……?
ツボ度:★★★★★
インパクト:★★★☆
文章の安定感:★★★★★
展開の巧みさ:★★★★☆
尖り度:★★★☆

6「I wanna be the HERO !!!」
世界観からしてこれを書く作者さんは一人しかいないですよね……
雰囲気にブレが無いのは流石です。テンポも良かった。
ただ、モカとの別れのシーンが若干駆け足だったかなぁ、と思いました。タクミとの絆のエピソードに欠けるせいかもしれません。
ツボ度:★★★
インパクト:★★★☆
文章の安定感:★★★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★★☆

7「ガラス色の終末」
何というエロゲ展開。美談ですよね、学校に行かなくなったりとか、色々破滅的な行動に出る主人公にはニヤニヤしました。
ただ、ガラス化すると言う点を生かした展開が、スマホだけだったのが少し残念です。二人の付き合いも、ガラスならではの描写に徹してほしかったな、という思いがあります。彼女は触れて欲しくなかったからなのかな、とも思いますが、ここはもう一つ味付けが欲しかったです。
ツボ度:★★★
インパクト:★★★★★★★☆
文章の安定感:★★
展開の巧みさ:★★☆
尖り度:★★★★☆(唯一の一次創作!)

8「Fake」
ガラスフェチな青年。絶対何かある、と思わせる「引き」がいい感じに怖かったです。
ただ、非常に読みづらかったです。読んでいて細かい描写や言い回し、展開に違和感を覚えることが多かったです。二段落に一度くらいのペースで引っかかる。その理由を考えたところ、この作品には「どっちつかず」な面があるのだと思いました。ガラス工芸のために何もかもを捨てようとする主人公の堕落する様子を書きたいのか、アールフォレストの所業の恐ろしさを書きたいのか。二つの主題がぶつかり合っているのかもしれない、と。因果応報の話なのか、理不尽さを描いたホラーなのか。それをしっかり定めてから書くと良い作品になるだろうなぁと思いました。
ツボ度:★★★
インパクト:★★★
文章の安定感:★★
展開の巧みさ:★☆
尖り度:★★★★

9「灰かぶり」
灰かぶりっていいニックネームですよね。パッチールっぽくないけれど、このエピソードからすると何だかぴったりのようにも思えて。灰かぶりという名前なのに悲壮感がないのがまた。笑
ストーリーの本筋が父親との確執にあるだけに、ちょっと灰かぶりの存在が脇に追いやられている節があるのが惜しいところです。
灰かぶりと主人公以外の家族との関わりを示す描写の登場が少し遅いかな、という気がします。できればこのエピソードは脱走前に持ってきた方が効果的だったかもしれません。
ツボ度:★★★★(灰かぶりが可愛い)
インパクト:★★☆
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★☆
尖り度:★★☆

10「タマムシブルース2013」
トレーナーとしての堕落を描いた作品。題材がいいですね。希望を失った人間の心情をテーマにするとは、目の付け所がシャープです(ちょっと古い
一つ一つのシーンのやりとりは巧みですが、大きなストーリーの構成にがややぎこちない印象を受けました。具体的には、4から5への視点移動、7から8への回想導入。特に4から5への移動は「シンヤって誰?」という思いを抱かずにはいられませんでした。サクラがメタモンであるというネタは、隠さないと展開の引きを作れないし、かと言って書かなければ読者に感情移入をさせることが出来ないという問題を抱えていると思います。いっそ早いうちにメタモンであることをばらした方が、シンヤの回想にもっと読者をのめり込ませることができたように思います。
あとシンヤの堕落の動機が若干内的要因に寄りすぎな気がします。もっと具体性が欲しいところ。
ツボ度:★★☆
インパクト:★★★
文章の安定感:★★★★☆
展開の巧みさ:★★☆
尖り度:★★★

11「氷雨に声が届くまで」
一匹のポケモンの死をきっかけに始まる憎悪と虐殺、それに巻き込まれたザングースの物語。むしろ続きが気になる一作でした。
氷雨が何のポケモンなのかが判明するのが遅いので、冒頭の会議のシーンがちょっとイメージし辛いな、と思いました。
ポケモンが戦闘力を失ったという設定はない方が良かったんじゃないかな、と思います。森の中で起こっていることと外の世界との関係が難解になってしまう上、最後世界中のポケモンに思いを伝えにいくという展開とバッティングするので。
人間がポケモンを殺す理由についても、もう少しあらすじチックなものではなく会話内に組み込んで欲しかったな、と思います。印象が薄く、後半て「そういえば何でだっけ?」と読み返す必要がありました。
全体的に、伏線は上手に張れているのに、回収が出来ていない
それと、展開や雰囲気が何となく自作品に似ていたので、読んで下さっている方ならば嬉しいです。笑
ツボ度:★★★☆
インパクト:★★★
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★★★☆


12「零」
イッシュ地方の昔話をモチーフにしたお話。ハルモニアの家系ですかね。今までの行動を悔いた王子が、人間の醜い一面と真剣に向き合うことで成長するお話ですね。
描写がとても繊細で、引き込まれるように読むことができました。主人公がアキレアと一緒に逃げるシーンやコバルオンとの対話は、次どうなるんだろうとハラハラしながら読み進めていました。面白かったです。
ただひとつ、「知っていた。僕は知っていたのに。」という文章の真意が読み取れませんでした。読み飛ばしているだけかもしれませんが、ぜひ解説を聞きたいところです。
しかし、イッシュ伝説はやっぱりいいですねぇ……
ツボ度:★★★★★
インパクト:★★★★
文章の安定感:★★★★★
展開の巧みさ:★★★★★
尖り度:★★★★

13「敗者」
強いトレーナーは白旗を上げられるトレーナー。深みのある台詞だと思います。
いくらその場で勝利を掴んだとしても、その先に続かなければ意味がないですもんね。
主人公の辛辣な言葉の裏には、確固たる信念があるように思いました。シンプルで短いながらも、心にグッとくる一作でした。
ツボ度:★★★★
インパクト:★★☆
文章の安定感:★★★☆
展開の巧みさ:★★★★
尖り度:★★★★

14「あの空を目指して」
色違いチラーミィの破滅的な物語。冒頭から中盤まで、いい感じに絶望させてくれますね。
首輪を付けられて物として演じているときの、完全な服従具合がちょっとフェチズム感じてしまいますね。個人的にはもっとエグくていいと思います(←変態
少しチラーミィだと分かるのが遅い気がするのが残念です。何か身体の特徴に関する描写でもあれば、もう少し同族から忌み嫌われているシーンの辛さも具体的に想像できたのになぁ、と思います。
首輪を付けられる瞬間のシーンで起こったことは明確に描写して欲しかったです。一人称だからと言って、本人が何が起こったかわからないことをそのままにしてしまうと読者までも理解できないので、何かしらの方法でやはり伝えるべきだと思います。
しかしこのバッドエンドは唐突すぎる。打ち切りのような不完全燃焼感でいっぱいです。爆発するにしても、せめて「外に出たら爆発する」などの設定をちゃんと事前に明かしておいた方が良かったなぁと思います。ものっすごく残念です。
ツボ度:★★☆
インパクト:★★★☆
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★★☆
尖り度:★★★☆

15「ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。」
抑圧された環境の中で、自分の本当にやりたいことをやりたいと言えずに悶々と過ごす少女のお話。でもあまりに溜め込みすぎると、いざ言ってしまったときになぜか手放しに喜べる結果にならないのも、共感できます。何故なんでしょうね。最後のでもがいいですね。
きっと住む場所を変えて、関わる人を変えれば自分を変えることはできると思います。がんばれ。
ただ、この街の人がなぜトレーナーを嫌うのか、その理由がはっきりしないのが読んでて共感を阻害する要因になってしまっているように思います。大人たちも、全く理由がないわけではなくて、きっとほんのささいなことから始まった何かがあるのです。そこも描いていたなら、もっと良い話になっていたと思います。
あと、旅立ち時の葛藤は長すぎて、何だか気持ちが落ち込むのでちょっとやりすぎかなという気がしますが、それは最近の自分の心情と重ねてしまっただけですので、まんまと策略にハマったと言いましょうか。
ツボ度:★★★
インパクト:★★☆
文章の安定感:★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★★

16「ガラス職人」
最初読んだとき、なぜか「ガラス職人の朝は早い」と言ってしまいそうになりました。ドキュメンタリー形式なのかな、と思ったら、違いましたね、はい。
ブーバーとヒヤッキーの組み合わせであることにさしたる意味もないのでしょうが、そこがむしろいいなと思いました。
透明なワインボトルって作るのは簡単なんですかね。説得力を持たせるために、なぜ簡単なのかとか、専門的な話をする必要があったように思います。この部分だけが、少しひっかかりを覚えました。
ツボ度:★★
インパクト:★★
文章の安定感:★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★☆

17「もりのはた おやのはた」
森の中の少年の姿が生き生きと描かれていていいですね。
ただ、中盤から説明不足ゆえに内容が非常に難解になってしまっているのが残念です。せめて導入に一言二言ほしいところ。
そして冒頭部分の野菜泥棒の話は何処へ行ったのかも気になります。その辺りの複線回収もして欲しかったな、と思います。
ツボ度:★★☆
インパクト:★★
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★☆
尖り度:★★


18「すてぃーるふらっぐ」
ロケット団と刑事と金銀主人公の手持ちがポケスロン会場で時々会うという話なのですね。
主人の正体をオチとして持ってくるのはいいのですが、如何せんトレーナー側の描写が少なすぎてこの三匹の対談はどこでやっていることなのか等、状況が非常に掴みづらいのが残念です。
非常に情報の取り扱いに苦労されたのではないかと思います。ポケモン側は非常にキャラが立ってて良かったのですが、もう少しヒント欲しかったです……。
ツボ度:★☆
インパクト:★★
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★★
尖り度:★★

19「そこはまるでヨスガのようで」
ハンサムからの依頼をきっかけに、Nの動向を調べることになった警官のお話。
見知らぬ人物にいきなり観念的な話をされる、という独特な世界観で魅せてくれたように思います。
で、結局Nはどうなったのか、そのあたりを聞くことは野暮なようにも思えてしまいました。
この女性は一体何者なのか。気にはなります。語らいのエピソードだけでも十分にこの作品のよさは伝わるのですが、展開がもう二転三転してくれたらいいのにな、と思いました。あっさり終わってしまうのも何だかつまらないので。
余談ですがイケズという名前がどうしても悪い子のほうにしか見えなくて見る度に笑ってしまいました……
ツボ度:★★★★(タイトルもまたいいですね)
インパクト:★★★☆
文章の安定感:★★★
展開の巧みさ:★★★
尖り度:★★★☆

20「表すは穏やかな海」
本来のシズイさんのキャラとは全然違うのに、シズイさんらしいなって思えるキャラクター作りがいいですね。海を人一倍心配する真摯な気持ちが伝わってきました。
ほかの作品に見劣りする点があるとすれば、オリジナリティに欠ける点でしょうか。ほのぼのはするのですが、何かひとつインパクトに欠ける印象でした。
ツボ度:★★☆
インパクト:★★
文章の安定感:★★★☆
展開の巧みさ:★★☆
尖り度:★☆


まず、投稿していないにも関わらず、偉そうな感想で申し訳ないです。まず完成させて投稿したということそのものが、非常に尊いことです。ギリギリでも参加したみなさん、早くから投稿決め込んだ皆さん、本当にお疲れ様でした。
今回の企画は全体的に文章レベルが高く、読み応えがありました。おおよそ、ありがちな話、というものもなく、オリジナリティ溢れる発想に沢山出会うことができたように思います。
ただ、個人的には少し読みにくい作品が多かったのが残念です。人に読んでもらい、一発で理解してもらえるような文章にまで昇華しきれていない。アイデアは秀逸なのに、勿体ないことをしているなぁ、という気持ちにさせられることが多かったです。
その主な原因として、シーンの配置ミス、状況の説明不足、伏線の回収ミスの3つが考えられます。詳しいことは割愛しますが、希望する方がいらっしゃれば申し上げます。
どの原因要素も非常に小さかったのは、「オブジェクト・シンドローム」、「I wanna be the HERO !!!」、「敗者」の三作品ですね。非常に綺麗にまとまっており、読了感は高いものがありました。
今回は、自分の中で「どうしたらこの作品をもっと良くできるか?」という観点を常に持ちながら読ませて頂きました。この作品で伝えたいことは何なのか。それが100%伝わるように書いているだろうか。そうでなければ、どうすればもっと良い作品になるか。なので、あまり作品の世界観や空気感に浸るような読み方はできていません。
そんな読み方をしようと決めたとしても、それでもなおその世界観に浸りたい、と思った作品がいくつかあります。そんな、僕の理性を無理やりこじ開けた5作品に、票を差し上げたいと思います。

それと、今回猛烈に投稿しなかったことを後悔しています。次回は必ずや舞台に上がるぞ……!
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:52:50 |
  3. 乃響じゅん。 #qpNdFb8A
  4. [ 編集 ]

平成ポケノベ文合せ2013~春の陣~ 投票

名前: tyouei
自作品タイトル:-

 --投票作品--
金賞: すてぃーるふらっぐ
銀賞: 神速の旗
銅賞1: 星降りの誓い旗
銅賞2: ガラス色の終末
銅賞3: I wanna be the HERO !!!


 --投票理由--
金賞:『すてぃーるふらっぐ』
デルビルがガーディを苦手としていること、得意技が“どろぼう”であることなど、丁寧に伏線が張られていた。加えてデルビルとガーディだけでなく、ポケモンを通して主人二人の葛藤も感じ取ることが出来た。
また金銀の主人公の相棒たるバクフーンも、他の二匹同様に、はじめはそうだとは分からない形で登場しており、この物語が二匹と二人だけのストーリーでは閉じず、本編へと通じるストーリーであると明示、悲嘆に暮れながらも腐らず前を向こうとするデルビルの心情を際立たせているように思う。
全体として作者の力量の高さを伺わせる。
完成度が高いながらもストーリーが本作内でクローズせず、次に起こることを想像させられる点が秀逸であると感じたため、金賞とさせていただく。

銀賞:『神速の旗』
一族に続く風習(あるいは因習)を軸に、彼らの頑迷さないし純朴さと、風習の危険性、そしてそれを受け入れるしかない現実を描き出した作品だと理解している。
BW発売以降、ヒトとポケモンのあり方について触れる作品は増えたが、本作はその中でも特に秀逸であると思う。
特に、モンスターボールを知りながらポケモンを時間と工夫を重ねて馴らす手法に従い続ける一族のありようや、捕まえた“朱色の魔物”を逃す等、彼らの持つポケモンの畏敬の念が、彼らと現代社会との隔絶を描いているようにも思え、リアルだった。
また文章についても十分な語彙と、冗長でない文章に裏付けられた作品と感じた。
ゲーム本編から離れながらも豊かな想像力で人とポケモンとの向き合い方を定義し、描写している点が素晴らしいと感じ、銀賞とさせていただく。

銅賞1:『星降りの誓い旗』
主人公の感情がひしひしと伝わってくるように感じる。空行を多く入れているのも、ここでは有効な用法であると感じる。
友人の示してくれる道標に縋るだけだった主人公と、友人が示してくれたさらに先へ進もうとするストーリーがうまく構成出来ているように思う。
ぼろぼろになっても丘の上に佇みつづけていていた旗(主人公はその旗より高くなってしまっている)と石(再度会ったときに貰う約束をし、“独立”という意味が与えられている)が置き換わっているというのは、象徴的で興味深い。

銅賞2:『ガラス色の終末』
引き込み方が上手い。
主人公が始めに涙し、そして最後まで涙を見せなかった理由はそう決意したからであろうか。死に向かうリリアと、最期まで支えようとする主人公のひたむきな態度が印象的だった。
テーマの通り、ガラスのように触れば壊れそうな物語で、触れないがために、まだ掬い取ることの出来ていない意味やメッセージがあるように思えた。その掴みかねている所もまた魅力的であった。

銅賞3:『I wanna be the HERO !!!』
「人間と一緒にいるゴーストポケモンは、神様にも連れていけない」というミスリードをもとに、3匹の忘れ物探しからモカとの別れを描く構成力の高さや、天国から地獄への移動や個々のポケモンの性格描写など飽きさせない作品だった。
特に3匹の“忘れ物”探しと、願いを叶えるまでの展開は先が読めないながらも悲観的でなく、明るくおどけたストーリーで、子どもの頃に見た夢物語を振り返るような楽しさがあった。

>「ごめんね、たっくんの魂、引っこ抜いちゃった」
>「引っ……」
くそわろた。


 --自由感想欄--
今回の評価は、文章(読みやすさ・技巧等)と構成(構造、独自性等)を軸に判断させていただきましたが、全体的に一定のレベルを有する作品ばかりで、厳し目かつ、主観寄りで評価せざるを得ませんでした。
誤字や言葉の誤用等の目立つ作品もありましたが、何れも投稿に耐えうる作品だと思います。入賞されなくとも、作者さんには投稿や、あるいは話を広げてのリビルドの検討されても良いのではないでしょうか。

特に今回、選ばせていただいた5作は、いずれも拮抗しており、最後の最後(投票締切ぎりぎり)まで悩みました。久々にポケモン小説を何作も読み、そして感想を書かせていただきました。素晴らしい作品ばかりで、正直に申し上げれば全く以て語る言葉を持ち合わせていません。
今回、素晴らしい作品を読ませていただいた皆様に感謝申し上げます。
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:53:01 |
  3. tyouei #la.Td07k
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ポケノベ文合わせ春の陣2013、お疲れ様でした!!
全作の感想が間に合わないため、先に投票のみさせていただきます。
それでは、じゃじゃーん!


名前:レイコ
自作品タイトル:「すてぃーるふらっぐ」

 --投票作品--
金賞:灰かぶり
銀賞:オブジェクト・シンドローム
銅賞1:ガラス色の結末
銅賞2:I wanna be the HERO !!!
銅賞3:星降りの誓い旗


 --投票理由--
金賞:この作品はぜひ大勢の方に読んで貰いたいと思ったので。
銀賞:クオリティが高すぎるので。
銅賞1:美しい物語なので。
銅賞2:楽しくてちょっぴりほろ苦いので。
銅賞3:悲しみを突っぱねる前向きさがよかったので。

 --自由感想欄--
(他の作品の感想や企画自体への感想などをご自由にどうぞ)

以下、追記です。

こんにちは、こんばんは。
ポケノベ文合わせ春の陣2013はなんと、まさかまさかのトップイラストという大役を仰せつかりました。
はしっこ絵描きとしてはひそかに憧れていたお仕事ですので、超ド級のご依頼にそれはもうガッツポーズ! 
いやぁ嬉しかったです! のちについて回るプレッシャーを忘れてしまうくらい喜びが先行しました。
私のような若輩に任せてみようと思われた冒険心あふれる管理人様に、敬意と感謝を!
ご覧頂いた皆様も、稚作にお付き合いくださりどうもありがとうございました!

早々に私事で失礼いたしました。
今回からは一人一作という新ルールが適用され、二十作品もの力作が揃いましたね。
元々少人数がちの参加企画であり、どのくらい応募数に影響が出るのかと思いましたが、蓋を開けてみればまったくの杞憂でした。この数字は今のポケノベの盛況ぶりを如実に表しているようで、ポケノベラバーをのたまう一人として大変嬉しく思います。あまり前置きが長いのもあれなので、そろそろ感想に移りましょうか。それではれっつらごー。


01 オブジェクト・シンドローム

一作目にしてこれかー! と後にも先にもないインパクトが残りました。
まずタイトルが好きです。カタカナで英語・英語の組み合わせが好きなのですよ、個人的に。
サイバー・パンクやPCネタも趣味に合うので、のっけから心を掴まれました。
惜しまれるのは自分という読者の知識不足。聞き覚えはあっても一発で理解できないパソコン用語が大量発生という。作品の雰囲気を味わう上で、この混乱は異世界に迷い込んだ凡人さながらの美味しいポイントですけどね。
余談ですが、シェイミ色のマットとはとてもセンスがいいと思います。とても。
台詞も地の文も感嘆符をつけないことで、終盤Rotomから噴き出した感情が効果的に表現されたと思います。
技法でちょっとだけ引っかかったのは、回想の形で語られる本作の冒頭に思い切り「恋をしていた」とある点が唯一。
全編に通じるRotomの静かで情熱的な想いが、こうも最初に明記されていると切なさが半減してしまいまして。
本人は自分の口ではっきり言わないけれど、読者はおのずと読み取れてしまうんだよという構図にちょっぴり水を差すようでした。むろん主観です。
Rotomという中間の正体の目を通してモノに焦点を当てた構成も斬新でした。ヒワマキの家具を持ってくるなど伏線の張り方・回収が順当で、ホウエンの魅力的要素である「ひみつきち」を余すところなく生かしたギミックがお見事です。
淀みない一人称が引き立てる、切なくも美しいお話でした。



02 ガラスのとりかご

ポケモンとポケモンの絆、助け合い。ストレートで心に響く主題は大好物です。
ポケモンが人間っぽく振る舞う(今作では企業、読書というワード)作品にはそれなりに理由が欲しいと考えるタイプなのですが、この作品の世界観はポケダンをベースとされていたのでしょうか。
そのあたりがもう少しはっきりしていれば、もっとこの作品にのめり込むことが出来たと思います。頭の固い読者で申し訳ありません。
登場キャラクターがとても可愛いです。お嬢様のエルフーンとわんぱくそうなサンダースの交流が微笑ましい。
特にサンダースは、囚われの少女の心を慰める来訪者というなんとも男前な役どころではありませんか。イメージ的に行動力のありそうなサンダースにぴったりのキャスティングだと思いました。
贅沢を言えば、エルフーンとサンダースにもう少し種族の特徴を生かした活躍があれば、さらに読み応えがあるふうに仕上がったかもしれません。
バトルをわざわざ差し込む必要はないですが、それぞれの持つスピード感や草らしさ電気っぽさが出ていれば、ますますキャラクターの深みが増した気がします。
心休まるハッピーエンドでよかったです。


03 ガラスの器


ポケモンの目線で語られる、トレーナーへの想いがたくさん詰まった作品でした。
臆病だけど、素直で捻くれたところのない主人公に好感が持てます。旅の記憶が自分のゲームの回想と結び付いて懐かしくなりました。
シンプルな言葉で、力強く語られる主人公の気持ちがまっすぐに伝わってきていいなと思いました。
途中で大事件に見舞われるも、逆境にくじけず最後まで頑張り抜いた心の強さにぐっときました。
最初はあんなにも消極的でしたのに、トレーナーとの旅を経て進化の経験を積んで、逞しく成長した姿が描かれていて良いです。
変に落としたりせずに、最後まで前向きな姿勢と展開を貫いた作者様の心意気がすてきでした。
無駄なくきれいにまとめられていて、短いながらも充足感のある仕上がりだったと思います。途中で一人称と三人称が混ざり合っている印象を受ける部分があるので、読みやすさを追及するならばそのあたりを今後少しご注意されたらよろしいのではないでしょうか。
読了後の感覚がとても爽やかでした。


04 星振りの誓いの旗


作品で取り扱われている重いテーマをそうとは見せない手法に高いセンスを感じます。
一文ごとに空行をあけるのは何か理由があってのことでしょうか。込められているかもしれない深い意味を読み取れなかった自分が残念です。
軽口を叩くようにテンポがよく、お上品とは言えないけれど憎めない言葉使いや、所謂ツンデレを感じさせる性格が滲んだ一人称が読みやすく、導入からスムーズに作品に入れました。
初っぱなからいなくなってしまった「あいつ」の存在が明かされ、普通ならば読者がおセンチになるはずの部分を非常にあっさりとした感触で流しているところが評価できます。
「私」のこの時点ではまだドライにもウェットにもなりそこなっている心情に、淡々と語られるタッチからは想像もつかないほど無自覚に心を揺り動かされたような。
気づいたらはまっていたという感覚がそこにあり、文章の攻め方が巧みだと思わせられました。
逆にこの文体の持ち味ではジラーチの登場の盛り上がりが若干欠けてしまう感も受け、描写によっては相手を選ぶのかもしれません。
途中リアルでも使われているような言い回しの小ネタも含まれ、主人公の年頃らしさにクスリときました。
真っ正直な告白が清々しい。そしてその後に訪れたシーンが切なく、温かい。印象的な場面が相乗効果で盛り上がる理想的な流れでした。
ジラーチに関する描写はほとんどありませんが、どんな思いで願いを聞き入れたのでしょうね。



05 神速の旗

硬派な文体に魅力を感じます。骨太な内容を予期させる、掴みとしての印象大です。
歯応えがあるも読みやすい文章は個人的な目標の一つです。
ポケモンではなく魔獣の呼称が使われ、モンスターボールではなく鎧を拘束に用いられていることから考えて、映画アルセウスの設定を踏襲していると思われますが、これについれは作者様いかがでしょう。間違っていると恥ずかしいので断定はいたしませんが。
作品の醸し出す前時代的な雰囲気が良いです。古風な時代背景を練るのが苦手なので、作品作りの参考にさせて頂きたいです。
ポケモンに関わる人間というと便利アイテムを駆使したスマートなトレーナーが浮かびますが、作中に出てくるような知恵と腕力で渡り合う男達も捨てがたいです。
細かいところなのですが、オニドリルが鬼面鳥と呼ばれているならば、サイホーンにもありそうな別名に触れなかった点が気になりました。
同じく朱色の魔獣についてもなぜ外見に由来する呼称に留まっているのか、明確な理由があればもっとよかったと思います。
おそらくタイトルからこの朱色の魔獣はあのポケモンだと思っているのですが、見た目が鈍そうという台詞からこの予想は自信が持てません。
私のような鈍い読者も中にはいるので、物語のキーポケモンに相応しくもっと正体の描写が細かくてもよかったかもしれないですね。
仲間意識に重きを置いた描写が少ないので仕方ないですが、犠牲者の扱いがもう少し丁寧に描かれていれば、死と隣り合わせだったという儀式の現実をより強調できたような気もします。
印象的な掛け声一つで全体を象徴できるような、短編として世界観をしっかり確立できている作品でした。



06  I wanna be the HERO !!!

I wanna be your knight! を思い出しました。結界師のOPの歌詞の一部です。少し似ていたので。あの歌けっこう好きですよ。
ヒーローといっても勧善懲悪のヒーローではなく、お助け屋さんという感じの役ですね。スバットマンのネーミングが可愛いです。
いきなり幽体離脱してしまった少年に驚きましたが、そこはジュペッタのモカちゃんのご愛敬で。
孵化廃人に関してさりげなくシビアなネタが混じっているあたり、ほんわか小説ではなく毒気もあるよとのご呈示かと思いました。
わんさか出てくるゴーストポケモンたちが、皆それぞれとても可愛らしいです。
地の文が少なめでほとんど会話で話が進んでいくのですが、ほとんど混乱することなく読むことが出来ました。
ゴーストたちの「忘れ物」に個性や意外性があって、連鎖して解決していったところが見せ方としてよく考えられていると思います。
最初に出てきたアイテムで少し目立っていたイッシュ国旗が、伏線として最後にうまく回収されているのが面白いです。
会話主体だとゆっくり味わう前に話が進んでしまうきらいがあるので、キャラクターたちの掛け合いは十二分に楽しむためにテンポのよさを残しつつも地の文の描写を増やすのも一つの手かと感じました。
読了後はほろ苦いけれど、不幸せではない余韻があります。



07 ガラス色の結末

ストーリーがしっかりしていて、どんな内容であったかが一読目にして頭に収まるという点で素晴らしいです。
物語は全編を通して物憂げで儚い印象が漂います。しかし決してどん詰まりの不幸が描かれているわけではないと感じさせます。
おそらくは繊細な文章とリリアの喪失にいたる経緯が至極丁寧に描写されているからでしょう。
僕(リュー)の心理描写に始まり、ガラス細工症候群でむしばまれていくリリアの表現が恐ろしくも美しい。震えるほど透明感に満ちています。
節番号というのでしょうか、0から始まり7,6,5…と数字が小さくなっていく技法が良くできていますね。ぞっとするくらい。
この作品には誇張も何もいらなくて、無駄を削ぎ落としてこその光があると申しますか、たった二人の人物が展開するやり取りをここまで綺麗にさらえるのかという感嘆しかありません。
短編というとどうしても起承転結を詰め込みたくなるのが自分の性なのですが、こういったある一連した心の動きを追っていく作風は今後自分の大きな課題となりえそうです。
今回の文合せでは珍しくエロティックなシーンも含まれているのですが、当面上読んでいてほとんどやましい気分にならないところが……
そしてリューとリリアの二人も、一瞬一瞬にかけがえのない価値を見出して悟りきったように描かれているのもまた……
語彙が足りずうまく言葉にして表現できませんが、なりふり構わずもう端的に言ってしまえば、辛いですね。
終わりまで読んでから、最初に立ち返らせる、そこで本当の意味を読者に悟らせて、泣かせる……
なんと憎い作者様でしょう。憎い。これは憎いです。



08 Fake

何かの事物に取り憑かれたような主人公は、なかなか好きな部類であります。
今作ではガラス工芸品が嗜好の対象であり、文合わせのテーマAにダイレクトに沿っていますね。
序盤から主人公の並々ならぬガラス工芸品への執着が感じられ、スクロールする毎に不気味さが高まっていきました。
アール・フォレストという会社を知る切っかけが丁寧に描かれているシーンがありますが、この場面すら重要な伏線という念の入りよう。
読者に与える違和感はどことなくぞっとするという具合に留めた、作者様の構成力の高さに唸らされます。
良心的な値段と精巧な作りでありながら、異様な酷評の付きまとう、アール・フォレストの製品の持つ言いしれぬ恐さ。
主人公の気持ちが理解できない訳ではないものの、読み手とのモチベーションがずれてていくさまも作者様の計算の内なのでしょう。
麻薬の常習者のようにガラスから抜け出せなくなってきた主人公に、時々客観性を挟む冷静さが残っているのがぞっとしました。
ちなみにこの主人公はなんらかの形で破滅を迎えるであろうと予想していたのですが、ここでポイントとなるチリーンの登場が少し唐突な印象を受けます。
それまで影さえなかったキャラクターが重要な役を担うと話が前後で両断される気分になり、また話の展開のためにわざわざ用意されたという捻くれた見方も出来なくはないので、演出的に考えると序盤から存在程度は匂わせても良かったかもしれません。
狂気の渦に取り込まれた主人公の結末が哀れでした。



09 灰かぶり

タイトルから真っ先に思い出すのは童話「シンデレラ」。ただし出だしはシンデレラとは似ても似付きません。
「オブジェクト・シンドローム」もそうでしたが、ホウエン地方のガラス細工はいろんな方から支持を受けているようですね。
調べてみるとなんでも火山灰からガラス工芸品を作る技術は実在するそうで、これを機会に少し興味を惹かれました。
ところで、電車や車といった移動中の場面から始まるのは私の好きな手法でもあります。
タイトルにもなっている「灰かぶり」の名前はかなり初期から出ていますが、中盤以降まで伏せているところもいいですね。
決して出番が多くない一人一人の登場人物の描き出し方が鮮やかなのは、主人公の一人称が巧妙なことに他ならないでしょう。
淡々と綴られていく「僕」の過去と現在。成功人とは言えない生き方をしてきた彼の心情がリアルで、難なく共感を呼びます。
家族への思い、故郷への思いも灰かぶりへの思いも、「僕」が大切な思い出を軸に角度を変えながら本当に大切なものを見つけ出していく過程が心に響きました。
どの思いを主題に据えても一作書けるのではないかと思うほど濃密ですのに、整然と一作に収めているところが凄いです。
場面や時間がよく変わると普通は混乱してもおかしくないのですが、それをほとんど目まぐるしいと感じさせないのは「僕」という視点がしっかり地に足を付けているからでしょうか。
自分の身を底辺に置いたような「僕」を人間的に卑しいとは思いませんが、「僕」の気持ちを揺さぶる灰かぶりとのすれ違いがもどかしかったです。
灰かぶりに残されたわずかな時間が、「僕」と過ごす十七年分にも勝る幸せで埋まることを祈ります。



10 タマムシブルース2013

タイトルがイカしてますね。格好良いです。
ただ、私は音楽の知識がないので偉そうな事は言えないのですが、本編とタイトルの関連がどの程度あったのかは……
タマムシが舞台である必要性(ゲームコーナーがありますが)やブルース、2013の要素が少し薄かったのではないでしょうか。
格好良いタイトルなだけに、ちょっぴり予想と外れてしまったのが残念です。見当違いの意見でしたら申し訳ありません。
フータ、シンヤ、サクラのキャラクターは性格も違っていて良いと思うのですが、場面転換が少しわかりにくかったかなと。
キャラクターが多いと視点の固定は難しいと思いますが、主人公に見えたシンヤが途中フータにバトンタッチしている部分が唐突な印象を受けてしまったので。
ちなみにこれは、主にシンヤの名前が出る前にフータの名前が出たからだと思います。それと、一番最初のバトルシーンがフータのものではなくシンヤのものだと錯覚したせいでしょう。読み返せば気づくのですが、一読目ではそこまで読み取れなかったのですみません。
私のように読み手は一人称は節ごとに切り替えれば分かりやすいというものでもないので、今作は出来れば視点を統一するか、もっと工夫していただきたかったです。
フータの落ちぶれた様子がしっかりと描かれていたので、フータとサクラの関係性は掘り下げられていて良いと思いました。
シンヤとフータが信頼関係を築く終わり方が、前向きで春らしいと感じました。



11 氷雨に声が届くまで

これもタイトルの響きが素敵ですね。ヒョウウ、コオリアメ、ヒサメ。
正しいのはどーれだ。どれとも読めますが正解はもちろん最後ですね。ちなみに自分は全部好きです。
詩のような出だしが、これから始まる重く切ない物語を予感させて良いと思いました。
能力の退化したポケモンが一般的な世界という冒頭での説明が興味深いです。短編に独自の世界観を設定できる方は凄いなと。
ナギリの死を持ってきたことで序盤の印象が強くなりました。読者を惹き付ける工夫が自然となされているように思います。
カゼキリとヒサメの関係がなんだかいい雰囲気ですね。このままほのぼのとした二人を見ていたいという気持ちにもなりました。
木の実の美味しそうな描写も好きです。食べもののシーンは個人的に評価が高いです。日常感がよく表れているようで。
しかし穏やかな時間も束の間、事態は急展開したかと思うとあっという間に最悪の結果を迎えてしまいました。
まさかこんなにも淡泊にヒサメの身に不幸が降りかかるとは思っておらず、すぐには頭が事実を受け付けませんでした。
イサリビが動いたあたりからたしかに嫌な予感はしていたのですが、個人的にヒサメが気に入っていたこともあったので。
そのためか、ヒサメがカゼキリに愛を告げる場面は複雑です。こんな状況でなかったらきっと心の温まるものになっていたでしょうに。
人間の侵略を姿無き敵として描くだけではなく、接点がもう少し多ければ恐怖感が増していたかもしれませんが、カゼキリの行動はヒサメへの想いに集結しているので、これ以上の追加はいらないという気もします。この辺りの描写の比重は好みの問題になりそうです。
ラストの悲壮なカゼキリの姿が胸に来ました。



12 零

イッシュ建国の神話はいろいろと想像が膨らみますよね。人間の愚かさが直接描写されているせいかもしれません。
人間の王子様が主人公の作品は、ポケモン二次創作ではあまりお目に掛かったことがありません。なので新鮮な感じがしました。
王子とアキレアの交流がほのぼのしていて良いですね。ポケモンの声が聞こえるという能力はNを参考にされたのでしょうか。想像が膨らみます。
せっかくポケモンの声が聞こえる主人公なので、欲を言えばアキレアや伝説ポケモン以外の声を聞く場面も見てみたかったです。
ストーリーには直接関係ないかもしれませんが、王族の主人公は珍しいのでもっと日常風景を見てみたいとも思いました。
兄たちの醜い主導権争いを経て、民の暴動、そして二匹のドラゴンを招く惨事に発展していく様子は実に迫力がありました。
緊迫感のある破壊描写は作者様の気合いも入っているのか、クオリティが特に高いと感じます。
このように読み応えは充分なのですが、おそらくイッシュ建国の神話にテンポを合わせているためでしょう、絶望的な状況に置かれた主人公の立ち直りがかなり早いことがやや気になりました。
一方で、元々ポケモンの声が聞こえるという理由で兄弟仲がうまく行っていないという説明がされているので、王子が肉親を失ったとしても精神的なダメージの低いかもしれないというのは想像できます。
この辺りが駆け足気味に過ぎてしまったのは、コバルオンとの出会いの関係で、立ち直りに割く時間が余り取れなかったのではないか思います。
とは言いつつも、逆境にくじけない主人公は見ていて頼もしくあり、読了感も満ち足りたものでした。



13 敗者

シンプルイズベストを体現しているような作品でした。良く言えばピュア、控えめに言えば捻りの少ない印象です。
しかし自分の思うポケモン二次創作の王道を地でいっているという感覚が味わえて、読んでいて楽しかったです。
自分もいつか審判を題材にした作品は書いてみたいと思っているので、ぜひ参考にさせていただきたいです。意外と二次創作で見かけませんので。
ポケモントレーナーの常に隣合わせにある危険と言いますか、壮絶な過去からポケモンと関わる生き方を捨てしまってもおかしくないほどですが、そう考えるとこの職種を選んだ主人公の精神は強いですね。そしてこのタフさがのちに繋がるところも良いです。
挫折をバネにのし上がり、自ら憎まれ役を買って出るところが男らしいと思いました。渋いという言葉も似合いそうです。
冒頭のポケモンバトルは文章が読みやすく、光景が想像しやすくて良かったです。バトルは本作のメインではないようですが、充分楽しめる要素となっていました。
負けっぷりの悪いトレーナーが審判に食い下がるという事例は実際は結構あるのでしょうね。信念がありながらもビジネスライクに振る舞う主人公はやはり格好良いです。
全体的に作者様の着眼点にセンスを感じましたので、機会があればぜひまたこういう作品を読ませて頂きたいと思いました。



14 あの空を目指して

ポケモンが主人公の投稿作品の中で一番癒し系かと思ったら、奈落の底に突き落とされた作品でした。
一瞬だけですがシェイミの出番がありますね。この作者様もシェイミラバーでしょうか。同志発見です。握手をしましょう。
感想を戻します。主人公が群れに迫害を受けている説明から始まり、父親にも見捨てられるというとんでもない旅立ちを迎えました。
明確な説明はありませんが、おそらく父親は群れから制裁を受けたのでしょうね。となれば父親もまた被害者であり、うかつに責められません。
色違いポケモンは特別視される傾向が強いですが、やはりこういうのを読むと哀しくなりますね。
しかも前述のシェイミの騒動に巻き込まれて人間の手に落ちるという。主人公が哀れです。不遇です。
おまけに売り飛ばされて、心ないオーナーの元へ。ある程度予想はできましたが、まったく逃げ道のない状況は精神的にこたえます。
ちなみにあの石化はどういうシステムだったのでしょう。ポケモンハンターJの捕獲機を参考にされたのでしょうか。
度重なる悲劇の中で遂にポケモンであることを捨てた主人公が、ゾロアとの出会いで自分を取り戻していくところが唯一の救いでした。
ゾロアは人間の男の子と不仲そうには見えなかったので、あっさり脱走を図る道を選んだのは少々意外でしたが。
なのに、やっと幸せを掴めると思ったのに、いくらなんでもこのオチは……これではあんまりですよ……



15 ガラスを割る反発。それを防ぐ葛藤。

文章がいいですね。こういうごりごりと感情で感情を削る一人称を書けたら楽しそうですね。
精神的に作品と同調しないと書けないというのであれば、ちょっと躊躇いますけども。それでも魅力を感じます。
自分の気持ちには不器用なのに、人付き合いに対しては変に奇妙な主人公の抱えるギャップはなんとなく理解できるような気がします。
誰しもそういう葛藤がありながら日々生活しているのだと思いますが、彼女の場合は特にその衝動が強いのでしょう。
思春期特有の起伏、自分では制御できない力に翻弄される主人公。読み手としてこの歳になっても共感できないことはないです。
ここはぜひエネルギッシュな文面を通して、書かれているもの以上のこと読み取れる想像力を働かせたいと思いました。
主人公の激しい心の動きは性格植えの問題で一生引き継いでいかなければならないと考えるのは苦しいので、できればそうでないことを願います。
読んでいて主人公の友人や両親に特別冷たさを覚えたわけではありませんが、主人公のフィルターを通して見る世界はどこまでも灰色がかって見えました。
誰かが死んだわけでもないですのに全編にわたって明るさの乏しさは、息詰まりするのとは違った悪くない閉塞感があります。
ポケモントレーナーになることさえ、終盤に見せる葛藤のためにただの逃げ道のように感じてくるなど、作者様はどこまでも容赦がないですね。
しかし嫌いではないです。むしろ興味をそそられました。最後の「でも」がこの作品を総括しているようで印象的です。



16 ガラス職人

短い作品なのでさくっと気軽に読めるのが良いですね。
お手伝いするポケモンたちが、いかにもポケモン世界のガラス細工工房の雰囲気を出しているところが巧いです。
フリーター四十代男の再出発がそつなく描かれていたと思いますが、簡素だからこそ少し物足りない部分も。
仕事に飽き飽きしていたところに倒れた父親の知らせが入りそのまま仕事を継ぐという流れは基部ですから、そのまま文章に起こしてしまうよりも、よくよく書き込んで表現したほうが面白みが増したかもしれません。
ガラス細工をテーマにした作品は他にもありましたが、主人公が中年男性という点が新しくて良いと思いました。
作者様のスケジュールの都合もあるかもしれませんので、スケールアップした次回作に期待です。



17 もりのはた おやのはた


いやあぁ可愛いですね。とってもすてきです。今企画で一番癒されたお話でした。
タイトルの響きも独特でいいですね。ひらがなにも本編のほのぼのとした雰囲気がよく表れていて好きです。
自然の描写がのびのびとしていて、田舎の風情があって、森の中で遊ぶ子どもとポケモンがいて……最高の組み合わせですね。
男の子たちの奏人と当真の親友関係は読んでいてにやにやしました。仲よしな二人は見ていて愉しいです。彼らの過去も未来もいろんな想像が膨らみますね。
ガーディとリオルの仕草も可愛くて、細かく書かれているので一緒にいて楽しそうだなと感じました。どちらも可愛さだけでなく進化すると格好良く頼もしくなるので、将来が期待ですね。
男の子たちの相棒として登場しただけでなく、それぞれが役割をこなしているところも上手いと思いました。ガーディは嗅覚、リオルは波紋を使ってサポートすることで、物語の進み方がスムーズです。
自分は登場するポケモンの個性が生かされた作品が好きなので、こういうものを読むと嬉しくなりますね。
旗の使い方も子どもらしくて良いと感じました。子ども心に象徴性を感じますよね。秘密基地とはわくわくする響きです。
都会ではめったに出来ない体験なので、自然の中という舞台を選んだ理由の一つとしてしっかり考えられたのでしょう。
少し気になったのは、冷蔵庫泥棒の件が未解決な点でしょうか。せっかく起承転結の起を担っているので、きっかけで終わらせずに結まで持ってくるとさらによかったと思います。ラスト付近で少年のどちらかに犯人探し忘れていた~と言わせるだけでも良いですので。
父親とのいさかいを時渡りがやんわり解決するくだりが優しくて、この平和さはポケモン二次創作の一つの理想形だと感じました。



18 すてぃーるふらっぐ

自作品です。前作のドダイトスと同じ轍を踏んでしまったことが残念でなりません。事情で着手が遅れたなど言い訳でしかないです。
一番書きたかったシーンまで到達できなかったことは、私の努力不足と見込み違いに他なりません。反省しております。
しかし、どうか未完のまま放り込んだのかとお怒りにならないでください。
これも一つの完結の形として、最低でも自分を納得させられるところまではなんとか踏み込んでおりますので。
では、この機会を逃せばおおよそ語ることもなさそうですので、書ききれなかったシーン等を紹介させて頂きます。
長い自分語りはイヤーという方はどうぞ飛ばして下さい。

(裏話)

タイトル:
スティールフラッグが平仮名なのには、ダブルネーミングの意図がありました。
フラッグ=フラグということで、散りばめた伏線を最後に回収するよという構成の意味を持たせたかったのです。
実際は推敲不足もあって中途半端に終わってしまいましたので、のちのち見直して改善したいと思っています。

デルビルの一人称:
主人公はデルビルです、気づかれなかった方はごめんなさい。こちらの描写不足です。
三年前に赤緑の主人公に敗北し、それまでのやんちゃな性格からすっかり丸くなったという設定でした。
デルビルの一人称が読みにくいと思われた方もごめんなさい。あれはこちらの実験的な試みです。
人間ではない主人公という点を重視したかったので、あえて長ったらしく、テンポのよくわからない文章で表現してみようと思いました。
他に、地の文と台詞に感嘆符が一切無いのもデルビルたちが人間人間しないようにと考えてみた結果です。
この二つがはたして上手くいったかと言われますと……ううん、作者としてはちょっと消化不良気味ですね。
ちなみに悪タイプのワルらしく、得意の「どろぼう」スキルをスティール(盗む)フラッグで生かしていました。

(カットしたシーン)

一番書きたかったシーン:
タイトルにもなっているスティールフラッグ。これを書かなければタイトルの意味がないでしょう。
ずばり、デルビルとバクフーンがポケスロンで対決するシーンです。ただし描写はスティールフラッグのみ。
字数に余裕があればマグマラシ時代に一回挟んで、全二回のスティールフラッグのシーンが存在するはずでした。
名前だけちょくちょく出ているドガースとズバット(この二匹はもちろん下っ端の手持ちらしさから選びました)は二回目で正式に登場します。
私は出番は少ないけれど憎いことをするというキャラクターが好きなので、この二匹もそれなりの見せ場のある予定でした。
特にスバットは、ある事情でアクセルに自分の後を継がせるというポジションで考えていたのです。
デルビル・アクセルVSバクフーンという構図で今までガマンしてきた感嘆符を解禁し、感情を叩きつけるように書くつもりでした。
この場面は真剣勝負の熱さとスポーツの楽しさを両立できるような描写を心がけたいと思っておりました。
決着後のデルビルとバクフーン、アクセルのやり取りもぜひ書きたかったです。
バクフーンの「今ならチャンピオンでも悪の組織でもぶっ倒せるぜ!」と最後のネタばらしに繋がるセリフを入れたかったですね。


ラスト直前のシーン:
この作品では初めから「白旗」というワードを使おうと考えていました。
スティールフラッグに重ねて誰かに言わせてもよかったのですが、ここで使いたかったのはアクセルからデルビルへの白旗です。
アクセルの煮え切らない言動のタネ明かししますと、アクセルはデルビルと親密になり、油断させておいていざという時に先手を取れるよう主人の命を受けていたのですね。
アクセルは騙し討ちのような真似を嫌って内心腐っており、突然出てきた自虐的なセリフはそういうわけでした。
読者様の中には勘づいた方もおられるかもしれませんが、アクセルはデルビルに少し気があります。
カットしたのは最初で最後の一緒に参加したスティールフラッグ終了後のシーンです。
「どろぼうさんに私の白旗あげるわ(白旗を掲げると差し出すのひっかけ)」と、遠回しに好意を示しまして。
これに対してデルビルは「まいったぜ、どろぼうなのに一本盗られた」と。
で、アクセルは「九本中?(スティールフラッグでは最大で一度に九本旗を持てるので) ケチ」と笑って言い捨てデルビルの元から去っていくというものでした。

ラスト付近の一幕:
デルビル、ドガース、ズバットの掛け合いです。さして重要なシーンではないですが、個人的に書きたかったですね。

いやあああ細かく細かくと語ってしまい、お恥ずかしい!!!
私事で失礼しました。いつか必ず、形にしたいです。



19 そこはまるでヨスガのようで

前々からヨスガシティの「いぶんかのたてもの」は興味深い素材だと思っていましたが、刑事と絡めたところが意外でした。
主人公のイケズは関西弁の「いけず(意地悪な人)」から取られているのでしょうか。何も関わりがなかったそれはそれで。
Nをエヌと表記しているのにも理由があるのでしょうか。この作品は人名について気になるところが多かったです。
個人的にハンサムは好きなキャラクターなので登場は嬉しかったです。じきじきに連絡を貰うということはイケズも優秀な捜査官のようですね。本人は自覚がないみたいですが。
プレイヤーならば誰でも一度はあの独特の雰囲気に気を飲まれたことがあるでしょう。ゲーム中のいぶんかのたてものの厳粛さ、薄気味悪いほどの静寂の記憶を呼び起こす描写力が素晴らしい。
最低限の情報で的確に読者に想像させる文章から、作者様のスキルの高さがうかがい知れます。
建物の描写もそうですが、美しい女性の書きだしにも引き込まれました。与えられたピースから自動で想像が紡がれていく感じが心地よいです。
静かに語られる台詞もじっと耳を欹てたくなるような雰囲気を備えており、二人のやり取りを物陰からこっそり覗いているような不思議な緊張感に包まれました。
女性の話に登場する、神話のステンドグラスをポケモンにも理解できるように作られたという発想に脱帽です。
この作品ならではのポケモンの視点に立った見方ですね。実によく考えられています。
作中で完結させるのではなく、読者に向かって問題を投げかけて終わるスタンスが良いですね。余韻で思い切り放心できます。



20 表すは穏やかな海

真っ先に思ったのはタイトルが素敵だな、と。音の響きがよくて心が落ち着きます。
これで内容が殺伐としていたらちょっと困るという不安もありましたが、嫌な予想の裏切られ方はされなかったので一安心しました。
イッシュの街名は模様からとられていると聞きましたが、セイガイハ=青海波だったのですか。なるほど。とても良い名前ですね。
BW2初出のセイガイハシティはバカンスなサザナミタウンとはまた違った過ごしやすい海辺の街という風情があって好きでした。
シズイが独特の訛りから性格付けまでほぼ忠実に再現されているので、作者様の観察力がすごいと感じました。
再現度の高さもそうですが、シズイの心情を丁寧に沿う書き方がされているので、読み手としてじっくり追えたのが良かったです。
廃れていく町を一度は開発で活気を取り戻そうとするも、何か違うと感じたシズイの心情がリアルに捉えられていたと思います。
穏やかな海を荒らしてしまったルギアとシズイの橋渡しをするラティアスが良いキャラクターですね。
可愛らしさがよく伝わってきます。能力を駆使していろんな手助けをしてくれるところにも好感が持てました。
映画のみに登場する海の街アルトマーレとセイガイハシティの比較を果たすような位置づけでもあるので、より一層深みがありますね。
全体的に話の流れが自然なので、自発的に読み進められる感覚がありました。
最後は商人の言葉とラティアスの後押しがうまく合わさり、テーマの旗も生かされた納得の締め方だったと思います。




以上、おおまかな感想でした。
まだまだお伝えしたりない部分もありますが、うまく言葉にならないものがほとんどなのでこの場は割愛させていただきます。
投稿された皆様、改めてお疲れさまでした。どの作品も一つ一つの良さがあり、その持ち味を堪能することができました。
氏名から今回初参加という方も多く見られましたが、ポケノベ文合わせ春の陣2013はいかがでしたでしょうか。
私は書き手としてはちょっと転けつつも、読み手として非常に楽しませて頂きました。
このように楽しい時間を過ごせたのも、これも企画運営のわたぬけさん、照風めめさん、そして皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!!! シェイミ!!
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:57:32 |
  3. レイコ #nwLcC5C6
  4. [ 編集 ]

名前:早蕨

 --投票作品--
金賞:Fake
銀賞:灰かぶり
銅賞1:オブジェクト・シンドローム
銅賞2:そこままるでヨスガのようで
銅賞3:敗者


 --投票理由--
金賞:救われなかったけれど、オチがきちんとついていた。
   今回オチは? っていう作品が多かった気がする中で目立っていたのでここです。
銀賞:ポケモンのかわいさが飛びぬけ……! パッチールかわいすぎ。。
   まとめ方もよかったし、流れも素直。好感触。金賞とは好みの差。
銅賞1:発想の勝利。でも読みづらい。名前とか。
銅賞2:読みやすい。文章がさらさらしててするんと入ってくる。話としてもまとまっていたけど威力不足?
銅賞3:話が単純に好き。なぜ審判になったのか、そこまでの流れに違和感なし。他と比べても整ってるからここにしました。

 --自由感想欄--
時間がないので手短に!
今回はバズーカというかキャノンというか高火力の大ヒット! っていうものはないかなあという印象でした。
オチが全体的に弱いものが多かった気がします。全体的にはどれも楽しめたので企画としては面白かったです。
  1. URL |
  2. 2013/04/28(日) 23:59:13 |
  3. 早蕨 #iMK0FLrs
  4. [ 編集 ]

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